未経験エンジニアが増えすぎている?
そんな不安をお持ちの方がこの記事をお読みになっていると思います。
ITエンジニアは、リモートワークや在宅ワークなど働き方を選べたり、これから先も需要が増え続けることから、他業種から見ると魅力的に感じることもあります。
結論から言って、未経験エンジニアが増えているからといって、未経験からITエンジニアを目指す難易度は変わりません。
IT業界では慢性的な人手不足によって企業が積極的に求人活動をしています。未経験エンジニアが増えているといっても、まだまだ不足している現状があります。
また、未経験エンジニアにマッチしたキャリアパスの描き方も用意されているためです。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
SIer業界に長く身を置いている経験から「未経験エンジニアが増えすぎている」問題について詳しく解説しています。
一般労働者派遣事業(許可番号:派14-301840)
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結論から言って、未経験でITエンジニアになる効率的な方法は、ウズキャリITやGEEK JOBなど複数社の転職エージェントに登録することです。
特にウズキャリITやGEEK JOB(ギークジョブ)は、プログラミング学習支援と転職エージェントがセットになったサービスで、完全未経験者に最適です。
未経験者や、経験が浅いエンジニアでも求人が見つかりやすく、求人の種類も豊富です。
ITエンジニアとしてのキャリアをスタートする手伝いをしてくれます。
※いずれも、登録や利用は無料です。
また、複数の転職エージェントを組み合わせて利用することで、より効率の良い転職活動をすることができます。
引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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上記記事では9社を徹底比較。
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ITエンジニアへの転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
今すぐ転職するつもりがなくても、いざ転職したいときにスグ動けるように、今のうちから登録しておいた方が良いですね。
本当に転職したいぐらい病んだときは、転職サイトに登録する気力すら起きないので、余裕のあるうちに登録しておきましょう。
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転職エージェントやヘッドハンターとは積極的につながっていた方が良いですね。
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未経験エンジニアが増えすぎた理由
プログラミングスクールの増加
近年では、非IT分野においてもIT技術が必要となったことでプログラミング・IT人材の不足が加速しています。
そのため2020年ごろにかけて、プログラミングスクールやコーディング・ブートキャンプといったプログラミング学習ができるスクールが多く誕生しました。
需要の増加に伴い、未経験からプログラミングを学習してエンジニアを目指す人が増えたため、そういった方がプログラミングを手軽に学べる環境として人気を博しています。
プログラミングスクールでは、完全未経験からでも所定の時間学習をすることで、ITエンジニアとして企業に就職することをゴールとしています。
スクールの増加に伴ってスクール卒業生が増えたことから「未経験エンジニア」の割合が増えているのです。
未経験採用の増加
未経験採用を増加させる企業が増えています。
人柄やコミュニケーション能力、論理的思考能力の有無を判断基準にして未経験者でも採用しています。
体力のある企業であれば、OJTやプログラミング研修などで学習させて、長期的に戦力化することが可能なためです。
エンジニアスキルを取得しやすくなったから
オンラインでの学習サイトやプログラミングスクールがあるため、パソコン一台とインターネット環境さえあれば、エンジニアとして必要なスキルを学習することができます。
わざわざスクールに通わなくても、オンラインで学習することができるために一気にハードルが下がりました。
未経験・初心者であっても、気軽に学ぶことができるようになったため、未経験からエンジニアを目指す人が増えています。
これまで独学でプログラミング学習に挫折した経験がある人でも、オンラインスクールに入会すればモチベーションも続きやすいため、ますますその傾向が強まっています。
未経験エンジニアを募集する理由
IT人材は不足している
IT転職で未経験求人が増えている理由として、IT業界は慢性的な人材不足である、ということが挙げられます。
求人が多く転職しやすい環境にあります。
出典:IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター
国レベルで解決策を提示している
経済産業省・厚生労働省が協業体制で、エンジニア不足の解決に向けて動き出しています。
具体的には、『教育訓練給付制度』をITエンジニアの領域まで拡大させることで、プログラミングスクールの受講料を還元するなど、ITエンジニアの人材育成に力を入れています。
一例としてDMM WEB CAMPでは、支給限度額560,000円でのキャッシュバックを行っています。未経験からのエンジニアを目指す求職者にとっては、活用しない手はないですね。
企業の積極的な採用活動
IT・通信の求人倍率は5.93でNo.1となっています。
全体の平均は2.09となっており、他業種と比べて圧倒的な「人手不足」であるということがわかります。
当然ながら、それだけ企業は積極的な採用活動を実施しているということになります。
未経験エンジニアの注意点
未経験エンジニア募集はSESが大多数
未経験エンジニア求人の多くは、SES求人です。
SESは客先常駐といって、クライアント企業に常駐する形の働き方です。
SESの多重下請けはなぜ蔓延する?防ぐ方法やメリット・デメリットを解説。
多重下請け構造という問題を抱えており、あまりおすすめできるものではありません。
ただし未経験者が下積み期間として、割り切ってSESエンジニアになるのも1つのキャリアパス構築方法ではあります。
SESのプライム案件(1次請案件)とは。獲得企業の見分け方をシェア。
また、SES企業の中にも下請けではなく、1次請け案件をこなしている優良企業も存在しています。
そういった企業を探すことで、ホワイトなSESの働き方を実践することができます。
考え方次第では、「未経験なのにお金をもらいながらプログラミングを学習できる。」という状況を作り出すことができます。
未経験エンジニアは何社応募すれば良い?
未経験でエンジニアになるためには、転職活動開始から内定を得るまでに「何社応募するべきか」を見ていきましょう。
大手転職エージェントであるマイナビIT AGENTの調査によると、内定率は5%程度となっていますので、
確実に内定を獲得したいのであれば、概ね20〜25社程度の応募が必要になります。
応募から内定までの選考通過率
応募(書類選考) |
▼30% |
一次面接 |
▼30% |
最終面接 |
▼50% |
表は、転職活動における各選考フェーズにおいて「どれくらいの確率で、次のステップへと進めるのか」を表しています。
※内定を得た人たちのデータを集計。
30% × 30% × 50% = 4.5%
例えば、一つの企業に100人応募があれば、書類選考を通過するのは30人、そのうち一次面接を通過するのは9人、最終面接を通過し、内定を得るのは4〜5人です。
ただし、中には書類選考がない転職エージェントもありますので、その場合の内定率は内定率は15〜20%程度となり、7社〜8社程度でも良いでしょう。
書類選考がない転職エージェント
就職Shop…リクルートが運営している就職支援サイト。プロのキャリアコーディネーターの個別面談でマッチングする企業への入社を支援してくれます。
また、マイナビIT AGENT会員の平均応募社数が「8.4社」という集計もありますので、〜10社程度で内定をもらうことも可能です。
未経験からエンジニアに転職した実例
筆者の周りでも、未経験からITエンジニアに転職した事例があります。
- 事前に自主学習をこなしている
- プログラミングでの成果物を用意する
- 粘り強く転職活動をする
このような対策をすることで、採用してくれる企業を探すことができます。
転職する前に必ずプログラミング学習して「自走力」をつけることが大切です。入社前の段階で、信頼性を高めるために必要なステップです。
ただし、もし未経験で内定を得られたとしても、最初の1年ぐらいは分からないことだらけの状態で、非常に苦労します。
実務時間だけでなく、自主的な勉強時間もかなり必要となります。
1年〜2年はかかる
全くの未経験からITエンジニアを目指す場合、自分の給料分の働きができるまでに、1〜2年はかかると考えましょう。
1人前になるまでの教育コストは会社の負担です。
ポテンシャルやモチベーション、人物像で採用してくれた企業に対して感謝の気持ちを忘れずに、日々技術習得のために実務をこなしていく必要があります。
自主的な学習は不可欠
未経験からITエンジニアを目指すのであれば、自主的な学習は必須です。
どれだけ業務時間が長くても、それ以外の時間で学習時間を確保する必要があります。
最初の数年は、土日や祝日、連休なども捧げる気持ちで取り組む必要があります。
技術的なトレンドの移り変わりが激しい業界ですので、置いて行かれないようにする必要があります。
また、経験値を積んだエンジニアとの差を詰めなくてはいけません。
プログラミングスクールも有効
プログラミングは、独学で学ぶことがなかなか難しいことでも知られています。
プログラミングスクールの「侍エンジニア」が実施したアンケートによると、なんと90%近い人が、プログラミングの独学で挫折した経験があるそうです。
出典:PR TIMES
解決策としては、プログラミングスクールに通うことで、効率的に学習することができます。
以下、実務で使える技術を習得することができる、おすすめのプログラミングスクールです。
ポートフォリオ制作も効果的
未経験から転職する場合、プログラミングが好きかどうか?という部分を見られます。
何か成果物を作ってポートフォリオとして公開できる状態にしておくと良いでしょう。
ITエンジニアにおける成果物は、プログラムのソースコードや、そのプログラミングで作成したソフトのことです。
特に自社開発のWeb系企業などでは、評価ポイントとなります。やる気を見せるという観点からも、必ず用意しておきたいですね。
実際にポートフォリオを用意する求職者は、2〜3割程度と言われていますので、差をつけることができます。
覚悟は必要
全くの未経験からITエンジニアを目指す場合、覚悟は必要ということです。自主的に学習する意欲や、プログラミングに対する情熱が求められます。
向上心を持ってプログラミングに取り組まないと、テスト業務や品質管理など、質の低い業務を担当することになってしまいます。
それではせっかくITエンジニアに転職したのに、いつまでも年収は低いままですし、転職した意味がありませんよね。
未経験からエンジニアを目指すときの良くある質問
未経験からエンジニアになって、年収はどれぐらいもらえる?
未経験からエンジニアになって、どれぐらいお給料をもらえるのか?は非常に気になる部分ですよね。
無事に「優秀なエンジニア」になってバリバリ仕事をこなせるようになった場合は、未経験でも、経験者でも関係ありません。
当たり前の話ではありますが、本人の頑張り次第で給与額が決まります。
具体例を挙げると、弊社の場合では以下のようになります。
ステータス | 月収(額面給与) | 年収(額面給与) |
新卒2年目 24歳 | 25万〜 | 300万円〜350万円 |
中堅エンジニア(設計、開発)40歳 | 40万円〜50万 | 500万円〜600万円 |
シニアエンジニア(PM、リーダークラス) 60歳 | 60万円〜70万円 | 700万〜800万円 |
弊社では直請け案件も多いのでこの程度の単価が得られますが、多重下請けのSES案件メインの企業では、もう少し安い相場になる可能性はあります。
未経験エンジニア 何歳まで?
もちろん、未経験からエンジニアやプログラマを目指す際には、特に年齢制限があるものではありません。
しかし、一般的に未経験での転職は、年齢は若ければ若いほど有利です。
やはり30代、特に35歳以上で未経験からのエンジニア転職は非常に難しいと言えます。
何年エンジニアを続ければ、一人前になれる?
未経験からエンジニアになった場合、何年エンジニアを続ければ一人前になれるのでしょうか。
20年以上システム開発を受託している弊社の実感としては、最低でも2〜3年は必要だと考えています。
1年程度ですと、仕事に慣れ始めて上位者の指導のもとで仕事ができる、というスキル感の方が多いですね。
ただ、優秀な方であれば1〜2年というケースもありますので一概には言えません。
どんな人がエンジニアに向いていますか?
論理的思考能力(ロジカルシンキング)が必要不可欠です。
ただしロジカルシンキングに学歴は関係なく、地頭が良い方であれば仕事も出来る印象があります。
また、さまざまな業務ロジックやシステム開発に触れていくことで、磨いていくことができます。
さらに、お客様と打ち合わせをして、要求を汲み取る力が求められます。
つまりコミュニケーション能力ですね。特にリーダークラスになってくると、必須とも言えるスキルです。
そういった能力に長けている人は、エンジニアに向いていると言えます。
未経験からエンジニアになって将来性はあるの?
昨今では、ITに関連する業務は増大傾向で、特にDX化推進、IoT、ビッグデータの活用等によりますます加速しています。
この流れは数年は変わらないと考えられ、そのため将来性はあると言えます。
しかし、ここ最近ではAIの台頭などによって、単純作業しかできないコーダーやプログラマーは淘汰されていくことが予想されます。
AIの発展よって、ITエンジニア自体の仕事がなくなるのでは?と危惧する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、AIにはプログラミングのコーディング自体はできるものの、それを採用するための意思決定や、マニュアル化できないクリエイティブな仕事については、まだまだ人が行わなくてはいけません。
そのため、すぐにエンジニアの仕事が全部なくなってしまうというのは考えにくいと言えます。
IT転職のおすすめ転職サイト
今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。
- ウズキャリIT…20代の若者や未経験者向けにキャリア支援を行う就業サポートサイト。ITエンジニアを目指す求職者に特化したサービスを提供しています。
- GEEK JOB(ギークジョブ)…プログラミング研修と転職エージェントがセットで提供されます。未経験者が自主学習しながら転職活動するのにピッタリです。
- リクルートエージェント…定番のリクルートエージェントです。大手なので求人数が多く、最初に登録しておきたい転職エージェントですね。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、
あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。
「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。
どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。
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当メディアでは、未経験でITエンジニアになりたい求職者のお悩みについて特集しています。
これまで受託開発をメインに20年以上の実績がある弊社が、自社の開発実績や経験をもとに回答しています。
よりよい転職活動の一助となれば幸いです。
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- 未経験エンジニアが増えすぎてるけどエンジニアになれるの?→問題なくなれます。
ウィザードでは、受託開発・SESを盛り上げてくれる仲間を募集しています。
神奈川・千葉にオフィスがあり、首都圏の業務系ソフトウェア開発案件が中心です。
- フルリモート可のSES案件(全員がリモート勤務です)
→過去には、長野県からリモート勤務している社員もいました。
- 商流が浅い案件が中心で利益率が高い
→クライアントと弊社の間に1社いる案件もありますが、直案件が中心です。
- 同じ規模のソフトハウスと比べて、還元率は低くない
→今と似たような現場で、給料UPできる可能性があります。
- キャリアパスに応じて、案件の調整が可能
→合わない案件に無理やりアサインすることはありません。
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