SESを半年で辞めて転職しても大丈夫?
SESエンジニアが辛すぎて、半年しか勤めてないけど辞めたい…
SESの転職に最適な勤務期間は、どのぐらいだろう?
結論から言って、転職先で求められるスキルを持っていたり、転職先で活躍できる見込みがあれば、勤務年数を必要以上に気にする必要はありません。
前職での勤務年数は、単なる結果であって、数値でしかないということです。
とはいえ、極端に言えば数ヶ月…というのは短すぎる気もしますよね。
たしかに半年など短期間でSESを辞めて次の仕事を探すと、多少不利な点が生じるのは間違いありません。
具体的には、次の転職先が見つかれば良いのですが、またすぐ辞めるのでは?と思われたりするので、少し不利になります。
ただし、転職理由に一本筋が通っており、なぜ辞めたか?を合理的に説明できればOKです。
さらに、まだ20代であればいくらでも他に代えの企業は見つかる可能性が高いので、安心して転職活動に取り組んで良いでしょう。
ただし、半年で辞めるのには多少のリスクもありますので、現職を続けながら並行して転職活動を進めるのがオススメです。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
厚生労働省 一般労働者派遣事業(許可番号:派14-301840)
SESでスムーズに転職できる勤務期間
1年以内に転職するデメリット
出典:ワークポート
転職エージェントのワークポートが実施したアンケート結果です。
※ワークポートは、IT系の転職に強いエージェントです。
質問内容は、“前職の在職期間が1年未満だと採用に影響しますか?”です。
63%の採用担当者が「影響する」と答えました。理由は、採用しても継続性に不安を感じるため、マイナスの印象を受けるからとのこと。ただ、「影響しない」(37%)と答えた人の中にも、「退職の理由や状況による」と答えた人が多く、会社都合ややむを得ない理由がない限り、早期離職の理由をきちんと説明できるようにしておいたほうがよいでしょう。
この結果から、1年未満で転職を繰り返すような事態は、できれば避けるべきと判断できます。
いわゆる’ジョブホッパー’ではないか?と疑われてしまう可能性があるのです。
- 何か問題があって前職を辞めたのかと勘ぐられてしまう
- あまりにも短期間ではスキルもつきにくい
- 自社に入社後もすぐに辞めてしまうのでは?と思われる
ですので、本来であれば1年〜3年程度というのが、転職前の勤務期間としては最適です。
初めての退職は入社何年目?
出典:リクルートエージェント
リクルートエージェントが実施したアンケート結果です。
転職経験者に対して「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか?」という質問です。
すると、1年目は17.7%、2年目は23.0%、3年目は25.7%という結果に。3年目が最も多く、3年以内に辞めた人の合計は、全体の66.4%にも上ることが分かりました。
アンケート結果から、3年以内に転職しても、全く問題ないことがわかります。
また、3年目がもっとも多いことから、3年という期間を1つの節目と考えている人が多いのですね。
転職エージェントに相談する
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SES業界の転職に最適な勤務期間を知るには、転職エージェントに相談すると良いでしょう。
転職エージェントは企業の人事部と綿密にコミュニケーションを取っています。
企業ごとにどのようなスキルを持った人材を求めているのか?や、前職での勤務期間をどの程度気にするのか?をしっかりリサーチしてストックしています。
効率的な方法は、マイナビ IT AGENTなど複数社の転職エージェントに登録することです。
上記事は、9社を徹底比較し、総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代、業種、希望年収やキャリア別に特化したIT転職エージェントについてご紹介しています。
転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
※まずは、マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など、総合IT転職エージェントに登録しましょう。
大手エージェントは、求人の件数が多く、いわば転職の総合デパートです。さまざまな業種のITエンジニアの求人を探すことができるため、登録しておいて損はありません。
半年で辞めるデメリット
退職金が出ない
SESエンジニアが転職をする際に、退職金の支払いを待ってから、というケースも多いですね。
業務経験が浅くなる
半年の勤務では、業務経験が浅く、一通りの業務をこなせるようになっているかは少し疑問が残ります。
当然ながら、転職先でも通用するスキルを身につけられている方が有利です。
転職の際に必要となる、職務経歴書に具体的な業務内容やスキルを記載できるかどうか?
そして面接の際に、自身でしっかり説明ができるかどうかが判断基準となります。
とはいえ、企業によって前職での勤務期間をどの程度気にするのか?は異なりますので、あまり気にしない企業を探すのも1つのやり方です。
すぐに辞めると思われてしまう
保守的な考えの人事担当者ですと、半年程度て転職する場合には「忍耐力がないのではないか?」「うちに入ってもまたすぐに辞めるのではないか?」と思われるケースがあります。
その場合は、「なぜ辞めるのか?」「なぜ転職するのか?」というポイントを合理的に、かつ一貫性を持って説明できれば人事担当者の不安を払拭することができます。
また、最近では新卒後、短期間で転職することに対して一定の理解を示す企業の割合も増えています。
近年、新卒採用が活況なので、学生は少し就職活動をすれば比較的容易に内定を獲得できます。早々に内定が出た企業に安易に入社を決め、後から「自己分析をしっかりした上で、自分に合う会社を選ぶべきだった」「もっといろいろな企業を見ておけばよかった」と後悔する人が多数。そうした事情を、企業側は理解しているのです。
出典:リクルートエージェント
半年以上勤める必要がないケース
当然ながら、半年以上勤める必要がないケースもあります。
- 給与水準が低すぎる
- 多重下請け構造の下層である
- 単純作業やスキルの必要がない作業ばかり
このような待遇の場合は、半年以上勤める価値がない企業です。
すぐにでも転職活動を開始しましょう。
転職で年収UP
「ITエンジニアは転職した方が収入が増えるバグ」、数字からも明らかに 生涯年収に1000万円の差
出典:ITmedia NEWS
ITエンジニアは、社内で昇級を頑張るよりも、転職をした方が圧倒的に年収UPしやすい。というデータが出ています。
20代前半のエンジニアが5年に1回転職した場合、1回も転職しないエンジニアと比べ、20代後半の時点で23万円、30代前半で49万円、30代後半で83万円ほど年収が増え、生涯年収に1000万円近い差が出ることが分かった。
同じ企業に居続けることで、年収が上がりにくいと感じている方は、転職を視野にいれて活動すると良いでしょう。
ただし、同じ企業に居続けることで得られる人脈や、信頼の積み重ね、コーディング時の効率的なルール、チームや組織の理解は転職する上で引き継ぎにくいものです。
それらがあってこそ、挑戦できる魅力的なプロジェクトなどもあるので、それらを天秤にかけて、転職してもなおメリットが勝る、という場合に転職を目指すと良いでしょう。
転職エージェントは複数登録しよう
転職における情報の質を上げたければ、マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録して、転職活動を進めるのがおすすめです。
IT転職のおすすめ転職サイト
今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。
おすすめ転職エージェント
- マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
- Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
- BIZREACH(ビズリーチ)…ハイクラスのための転職サイトというイメージですが、年収600万円以下の方でも利用することができます。
※各社のプロモーションを含みます。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、
あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。
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どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。
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