SESで評価されにくい
SES(客先常駐)で現場に常駐していて、働きぶりを上司に正当に評価されていない…
と感じたことはありませんか?
SES(客先常駐)は1人ぼっちで未経験だと辛い?対処法を解説。
特に一人で現場に出向いていると、上司ではなく、お客さまの評価が基準となります。
基本的には、自宅と現場の往復で、自社の上司に会うことはありません。
月末に勤務時間表を提出するだけのやりとりしかないので、正確に仕事ぶりを評価することはできるはずもありませんよね。
そのため、SESはキャリアパスが描きにくい職種と言えます。
この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
この記事では、SESで「正当に評価されていない」と感じたときの対処法や、どのようにしたら避けれるのか解説いたします。
SESで正当に評価されない理由
上司がいない
SES(客先常駐)は1人ぼっちで未経験だと辛い?対処法を解説。
SESにおいて、1人で客先常駐している場合は、上司から適切な評価をもらうことができません。
日頃一緒にいないので、こまかい仕事ぶりなどを見ることができないので当然です。
売り上げ単価での評価
SESエンジニアは、基本的に「準委任契約」という形で客先に常駐します。
「準委任契約」にはプログラムを成果物として納品する責任はなく、エンジニアとしての労働力を客先に提供する契約です。
そのため、仕事で何か評価されるような成果を上げたとしても、基本的に契約時の売り上げ単価が評価軸となってしまい、正当な評価が受けにくい仕組みです。
受注単価を教えてくれない
SES企業の中には、受注単価をエンジニアに教えてくれないケースがあります。
そのため、仮に単価が上がっていたとしても、エンジニア自身の給与へ反映されていないことがあります。その場合、正当な評価が得られていないと言えるでしょう。
SESの単価を教えてくれない場合の対処法→今すぐ抜け出しましょう。
単価を隠すような不透明な企業からは、すぐに転職することをおすすめします。
現場が選べない
SESでは、契約が満期になるとまた次の現場に行くことになります。
SESは案件を選べない?ミスマッチを防ぐには積極的に選ぼう。
その際、キャリアにマッチした案件が選べると良いのですが、営業力の弱い企業の場合ですと、案件が少なく選べないことがあります。
場合によっては、多少スキルが合っていなくても、タイミングよく回ってきた案件にアサインされてしまうこともあります。
スキルがマッチしていない場合、本来のパフォーマンスが発揮できない可能性が高いです。
SESで正当に評価される方法
SES(現場常駐)で正当な評価をされる方法はいくつかあります。
- チーム体制で現場に常駐する
- 単価を知る
- 案件を選べるSES企業に就職する
チーム体制でSES(現場常駐)する
正当な評価をしてもらうためには、チーム体制で常駐している企業がおすすめです。
一緒に現場に出ている自社の上司が評価することができますので、1人常駐に比べて正当な評価を得ることが可能です。
自社の上長が業務の舵取りをしていますので、常駐先の企業から理不尽な要求がくることもありません。
また、自社のチーム単位で仕事を回せるので、お互いに休暇を取ったりしてフォローし合うことができます。
周りは自社のメンバーなので、自社への帰属意識を持つこともできますね。
単価を知る
SESの発注単価を知ることが大切です。自身のエンジニアとしての市場価値を測ることができますし、キャリアアップの指標にすることができます。
高還元SESとは?新しいSESの働き方と求人動向について。[現役エンジニアが解説]
また、単価だけでなく還元率も大切です。エンジニアと会社の取り分の比率のことですね。
できるだけ還元率の高い企業を目指しましょう。また、還元率をHPなどで公表している企業もあります。
単価を教えてくれる企業を探すコツは、マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録することです。
上記2社の大手エージェントは、求人の件数が多く、さまざまな業種のITエンジニアの求人を探すことができます。
良質なSES企業についても多くの求人が用意されており、キャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
SES案件を選べる
営業力があり、豊富なSES案件から常駐先を選べる企業が理想です。
自身のスキルを最大限に活かせる現場で活躍することで、適切な評価を受けることができます。
評価基準が整ったSES企業
ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]
エンジニアの評価を適切に実施できる、ホワイトなSES企業は以下の特徴があります。
- チーム体制で常駐できる
- 単価や還元率を公表している
- 案件が豊富で選べる
- 自身がやりたい業務内容とマッチしてる
SES企業に転職する際は、上記特徴に当てはまっているかよく考慮する必要があります。
案件が豊富で、自分のスキルにマッチした案件を選ぶことができる企業がお勧めです。
自身のキャリアパスをしっかり描けて、やりたい業務内容とマッチした案件を選べる企業が、ホワイトSES企業です。
私は10年この業界に身を置いていますが、そういったホワイトなSES企業は、数は少ないながら確実に存在しています。
入社前に知る方法
これらの情報を、入社前の段階で得るためには、転職エージェントのキャリアアドバイザーに聞くのが一番です。
キャリアアドバイザーは、企業の人事部と密接に情報交換をしているため、入社前に実情を知ることができます。
マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)といった大手エージェントなら、質の高いアドバイザーが親身になって情報を提供してくれます。
一人で戦うよりも、キャリアアドバイザーを味方につけたほうが圧倒的に有利になりますので、ぜひ利用することをお勧めします。
SES以外におすすめの職種
SES(客先常駐)で正当に評価されていない!と思ったときに、必ずしもSESエンジニアで居続ける必要はありません。
SESではない、エンジニアの働き方は多く存在します。
その際に、転職先としてオススメできる職種は以下になります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
IT業界は、基本的には人材が不足しており、売り手市場と言えるので、転職はしやすい状況です。
IT転職のおすすめ転職サイト
今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。
おすすめ転職エージェント
- マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
- Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
- 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
※各社のプロモーションを含みます。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、
あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。
転職は情報戦です。
自分一人で転職活動するよりも、圧倒的に「情報強者」になることができますので、登録しない手はありません。
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