SES(客先常駐)で単純作業や雑用ばかり！解決策を解説。

SESで単純作業や雑用ばかり

SES(客先常駐)では、単純作業や雑用ばかり任される案件が存在します。

私も数年前まで、SESで現場常駐しているエンジニアでした。

なかには、単純作業や雑用ばかり任される案件もあったので、リアルな実情を見てきました。

この記事では、SES（現場常駐）で単純作業を振られた時の対処法や、抜け出し方も含めてご紹介していきます。

結論：単純作業のSES案件は避けましょう

結論から言って、単純作業しかできないSES案件は、避けるのが無難です。

一切キャリアにならないですし、使い捨てのコマにされてしまうだけです。

関連記事

【SES・SIer向け】ITエンジニア転職におすすめのエージェント9選。

PR     ※リンク先に各社のプロモーションを含みます。 SESを脱出したい！もっと良い条件の企業に転職したい！ そんな方に向けて、オススメのIT転職エージェントをご紹介します。 当メディアは、厚生労働省から[…]

今すぐ転職活動を開始して、質の良い案件があるホワイトSES企業や、SIer企業で働くことを強くおすすめします。

ホワイトなSES企業って存在するの？見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

ホワイトなSES企業は、少ないながら確実に存在しています。

マイナビ IT AGENTなど複数社の転職エージェントに登録すれば、質の高い仕事をこなせる企業を探すのは簡単です。

なぜなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事部と密にコミュニケーションを取り合い、内情にも詳しいためです。

そのため、入社前に、会社の実情を把握することができます。

また、比較的経験が浅くても、募集をかけている求人もあるので、これまでの現場で思うようにスキルを得られなかった場合でも、求人が見つかりやすいです。

上記記事では、9社を徹底比較し、総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代、業種、希望年収やキャリア別に特化したIT転職エージェントについてご紹介しています。

転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

SES（現場常駐）の単純作業の例

モンキーテスト

単純作業の代表的なところで言えば、いわゆるテスター、品質管理などの業務がそれに当たります。

テストエンジニアはやめとけ？SE歴10年の野良エンジニアが解説。

上から降りてきたテスト仕様書に従って、ひたすら出来上がったソフトウェアをテストします。

「モンキーテスト」などとも呼ばれますね。名前の通り、猿が触ってもバグが起きないようにする、という意味です。

とにかく「猫の手も借りたい」という状態の現場に駆り出されているケースですね。

スキルが必要になるコア業務は、現場のプロパー（社員）や、他の協力会社社員が全てこなしていて、つけいる隙がありません。

当然、テストした結果、修正が必要になったとしても、それはプロパー（社員）がこなします。

また、すでに開発フェーズは終わっていて、テストフェーズのみが残っているタイミングでのアサインでした。もう、単純作業以外のタスクが残されていない状態なので、絶望的です。

ビル管理システムのテスター

ビル管理システムの開発案件に従事していたときのことです。

開発作業はプロパーが行い、すでに作られたテスト仕様書に従って、単純なテスト業務をひたすらこなす案件にアサインされたことがあります。

テストに使用するハードウェアの使い方すら、まともに解説してもらえず、プロパーが設定してそれに従うだけ。

ただ延々と、画面コピーでテストの証跡を取りつつ、テスト結果とともに、それをエクセルにまとめるだけでした。

データパンチ入力

ひどい時には、データパンチ入力（大量のデータをひたすら入力するだけのお仕事）など、アルバイトでもできるような作業もあります。

こういった現場に居続けてしまうと、自身のスキルアップは到底無理で、ずっとその作業に従事し続けることにつながりかねません。

ずっとロースキルのまま

単純作業の案件を続けてしまうと、一向にスキルが向上することはありません。

SESでロースキルや未経験の案件に行くとどうなる？ [10年目エンジニアが解説]

そのため、ずっと同じレベル、収入で過ごし続けることになります。

その方が良い…という変わったお考えもあるかもしれませんが、ITエンジニアとして成長していく機会がないというのは、想像以上にしんどい状況です。

入り口を間違えてしまうと、場合によっては取り返しのつかない状態に陥ってしまうこともあります。

この記事を読まれている方は、単純作業のSES（現場常駐）に、仕方なく従事されていることと思いますので、ぜひ正しい道に進んで欲しいと思います。

スキルを磨ける企業の探し方

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、スキルを磨ける企業を探しやすいと言えます。

転職エージェントは、各社の人事担当と密に情報交換をしていますので、入社前に会社の実情を知ることができます。

転職エージェントの話を聞かないというのは、転職活動という情報戦において非常に不利といえます。

登録、そして面談を強くおすすめします。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、あとはメールでオファーが届きます。そして、気になる案件に応募するだけです。

「おっ！この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

どのサイトも登録は５分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。