Webエンジニア 3年目の年収
Webエンジニアを3年続けて得られる年収はどのぐらいでしょうか。
Webエンジニアを含むIT関連の平均年収は、約500万円~600万円、マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニアに絞った平均年収は385万円です。
確かに、Webエンジニアになって最初の数年は給与水準は決して高くないでしょう。エンジニア全体の立ち位置で見ると、中間より少し低いという額になります。
しかし年代別にみると、20代の平均年収が313万円なのに対して、30代では457万円と年収の上がり幅は大きいことがわかります。
経験年数によって、同じマークアップエンジニア・フロントエンドエンジニアでも収入にかなりの違いがありますね。
20代の年収は低いですが、これは当たり前の話です。
実務経験が浅く、できることも少ない中で安定してこれだけもらえるだけでもありがたいですよね。
一方で、入社時は低い年収で雇い、実務経験が増えてスキルが付いていけば、それに応じて年収をあげる企業が多いです。
スマートフォンの台頭により、Flash技術の衰退と反比例して、HTML5、CSS3、JavaScriptの需要が高まっています。
特にJavaScriptの技術レベルによっては高年収もありえる職種と言えます。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
Web系システムについても、IT機器販売・保守系システムにおいて多数の開発実績があります。
結論から言って、Webエンジニアでは、キャリアアップを視野に入れた働き方を志すことで、年収を上げていくことが可能です。
Webエンジニアは比較的新しい業種
Webエンジニアは比較的新しい業種です。そのため、20代や30代の方たちが中心となって活躍しています。
マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニアに絞った年代別の平均年収は、以下となります。
20代
【平均年収】313万円
【男性平均年収】317万円
【女性平均年収】295万円
30代
【平均年収】457万円
【男性平均年収】489万円
【女性平均年収】383万円
Webエンジニアの年収UP方法
JavaScriptをマスターすれば年収が上がりやすい
Web系エンジニアが年収UPするコツとしては、JavaScriptをマスターすれば年収が上がりやすい傾向があります。
JavaScriptを用いた開発業務が非常に多いので、たくさん仕事を取ることができるためですね。
さまざまな種類のプログラミング言語を使用できれば仕事の幅が広がります。
JavaScriptエンジニアとしての最もメジャーな業務はフロントエンド開発です。
- HTMLとCSSでマークアップしたWebサイトに「動き」をつける
- サーバーサイドから送受信されるデータを受け渡す機能を実装する
といった業務に携わります。
HTMLの構築をメイン業務とするマークアップエンジニアと混同されがちですが、フロントエンドエンジニアは、サーバーサイドの知識や高度なプログラミングスキルが必要です。
マークアップエンジニアからキャリアアップするためには
- POST、GET
- Ajax
- JSON
などの技術を理解していく必要があります。
バックエンド〜フルスタックエンジニアを目指す
Webエンジニアが年収UPを目指すときに、フロントエンジニアから、バックエンド〜フルスタックエンジニアを目指していくのも王道です。
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアは、主にWebサイトやWebアプリケーションを開発する担当です。
ユーザーインターフェースやデザインの設計・構築・カスタマイズなどが主な業務内容です。
Webサービスの利用者に直接影響する部分を担うため、ユーザーの反応もダイレクトで、やりがいのある仕事といえるでしょう。
時代のニーズを先取りした情報収集や、最新のWeb動向を抑えた技術力が求められます。
平均年収は経験年数やマネジメント経験の有無によっても異なります。
バックエンドエンジニアの場合
フロントエンドと対象に位置する職種が、バックエンドエンジニアです。(サーバーサイドエンジニアと呼ぶこともあります)。
サーバーサイドやデータベース処理など、Webサービス利用者が直接接触しない、目に見えない領域(バックエンド)の開発を担当します。
- スクリプト言語(Ruby、Python、PHP、Lua)
- OS、ミドルウェアの知識
が求めれらます。
バックエンドエンジニアの平均年収は、約600万円〜800万円が目安となり、フロントエンドエンジニアよりも年収レベルが上がります。
フルスタックエンジニアの場合
フロント〜バックエンドまで横断的な業務をひとりで対応する、フルスタックエンジニアという領域もあります。
- システム、Web開発・設計
- サーバーサイド、インフラストラクチャーの開発・設計
Web開発に必要な全工程において万能なスキルを求められます。
チーム単位の仕事内容をひとりで完結できるため、さまざまなプロジェクトから引っ張りだこの存在です。
需要が高まり続けるWeb業界において、今後も必要とされる人材でしょう。
フルスタックエンジニアの平均年収は約500万円~700万円とされていますが、経験豊富な場合や、できるフリーランスエンジニアなどの場合は1,000万円以上の高みも目指すことができます。
同じ働き方をし続けていたら同じ年収
当たり前の話ではありますが、未経験で入社して同じ働き方をし続けていたら、同じ年収のままとなります。
具体的には、
- スキルUPしようとしない
- 言われたことしかこなさない
- テスターや品質管理業務など下流工程をずっと担当する
などです。
転職で年収UP
転職することで年収を増やす方法もあります。
マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニアのほとんどの人が、1度以上の転職を経験しています。
その中で転職前よりも収入がアップした人は、全体の4分の3にも達します。
3回以上転職している人も全体の4分の1を占めており、転職すること自体は決して珍しいことではありません。
「ITエンジニアは転職した方が収入が増えるバグ」、数字からも明らかに 生涯年収に1000万円の差
出典:ITmedia NEWS
ITエンジニアは、社内で昇級を頑張るよりも、転職をした方が圧倒的に年収UPしやすい。というデータが出ています。
20代前半のエンジニアが5年に1回転職した場合、1回も転職しないエンジニアと比べ、20代後半の時点で23万円、30代前半で49万円、30代後半で83万円ほど年収が増え、生涯年収に1000万円近い差が出ることが分かった。
同じ企業に居続けることで、年収が上がりにくいと感じている方は、転職を視野にいれて活動すると良いでしょう。
ただし、同じ企業に居続けることで得られる人脈や、信頼の積み重ね、コーディング時の効率的なルール、チームや組織の理解は転職する上で引き継ぎにくいものです。
それらがあってこそ、挑戦できる魅力的なプロジェクトなどもあるので、それらを天秤にかけて、転職してもなおメリットが勝る、という場合に転職を目指すと良いでしょう。
転職エージェントは複数登録しよう
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