社内待機がつらい!
SES(客先常駐)で契約期間が終わると、次の現場が決まるまで自社で待機することになります。
その際「社内待機が辛いな…」と感じたことはありませんか?
特に自社開発をやっていない企業ですと、やることがなくなってしまいます。
この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
仕事がないことが、とてもつらいのはビジネスパーソンとして当たり前の話です。
筆者がSESをしていた頃は、長くても1週間程度で次の現場が決まることがほとんどでした。
それ以上の待機期間になってしまう場合、エンジニア自身か、企業のどちらかに問題を抱えているケースが多いです。
企業側に問題があったり、減給されてしまうケースの場合は転職も視野に入れて活動した方が無難です。
社内待機がつらい理由
なぜ、SESの社内待機で「つらい..」と感じてしまうのでしょうか。
- やることがない
- 期間が長引く
- 会社のマッチング力が低い
- エンジニア自身のスキル不足
SESの社内待機で、「つらい..」と感じるには様々な理由が考えられます。
1つ大切なポイントとしては、
単純に、エンジニア自身の能力不足というわけではないので、自分を責めすぎないようにしましょう。
他責論に聞こえるかもしれませんが、勤めている企業に問題があるケースも多いですね。
社内待機がつらい…と感じる主な理由を、解説いたします。
やることがない
自社内開発を全くやっていない企業の場合、待機期間はやることがなくなってしまいます。
技術が好きな企業、技術力のある企業では、自社に戻った時に何らかの作業があるのが普通です。
一方で、何1つ自社内開発をやっていない企業というのは、ただただエンジニアを現場に派遣する、人材派遣に近い業態である可能性が高いですね。
また、作業を自社に持ち帰れないのは、技術力やマネジメント力の低さを表しています。
一方で、持ち帰りで自社開発できる企業は、発注先との強いコネクションを持っていたり、高い信頼を得ていることが多いです。
そういった企業を探すことで、社内待機時の「つらい…」を解決することができます。
期間が長引く
待機期間があまりにも長引く場合は、考えものです。
先述しましたが、筆者がSESエンジニアとして従事していた時は、長くても1週間程度で次の現場が決まることがほとんどでした。1ヶ月単位で待機になってしまうのは稀です。
その場合、企業の営業力の不足が疑われます。
会社のマッチング力が低い
SESで営業力が弱い会社ですと、とってこれる案件が少ないため、エンジニアが自分にマッチした案件を選ぶことができません。
SESは案件を選べない?ミスマッチを防ぐには積極的に選ぼう。
待機期間が長引いたり、合わない現場に行かされる。という場合は、今後の身の振り方について少し考慮する必要があります。
その場合、マッチング力のある会社に転職するのが手っ取り早い解決策です。
効率的な方法は、マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録することです。
上記2社の大手エージェントは、求人の件数が多く、さまざまな業種のITエンジニアの求人を探すことができます。
良質なSES企業についても多くの求人が用意されており、キャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
減給される
筆者が在籍していた企業では、待機中も満額給与をいただくことができていました。
減給をする企業はかなり待遇が悪いと言えます。
エンジニア自身のスキル不足
もちろん、エンジニア自身に問題がある場合もあります。
単に、スキル不足ということですね。
SESエンジニアは、ときにはテスト要員などで質の低い業務に駆り出されることがあります。
また、短期間でいろんな現場をたらい回しにされてしまい、なかなか特化しないスキルが身につかない、というケースも見受けられます。
SES(客先常駐)はスキルが付かないって本当?現場次第です。
そのような、スキルがつきにくい働き方をしている場合は、より自身のキャリア形成を大切にできる企業へ転職すると良いでしょう。
現場を決める時のポイント
これまでの人脈を生かす
待機期間を短くするためには、SES営業に任せっきりではなく、主体的な動きも求められます。
SESでは様々な現場に出向きます。そのため、社外の人脈を作りやすいというメリットがあります。
これまで行った現場の中で、リーダーや管理者クラスと人脈が築けているケースは思い浮かびませんか。
新しい現場に行かせてもらえないか、聞いてみるとよいでしょう。
スキルのミスマッチに注意
待機期間を短縮したいあまりに、慌てて現場を決めてしまうのは考えものです。
現場で求められるスキルと、エンジニアが持っているスキルがミスマッチしてしまうと悲惨です。
SESは案件を選べない?ミスマッチを防ぐには積極的に選ぼう。
残念ながら、SES業界では、スキルのミスマッチはたびたび起こります。
エンジニアのキャリアよりも売り上げ優先の会社ですと、できるだけ早く次の現場に行かせたがります。
エンジニアのスキルと、案件が求めるスキルが多少違っていても、
タイミングよく回ってきた案件に、半ば無理やりアサインされることもよくあります。
[SES]スキルシートを盛っちゃダメな理由。偽装・嘘はボロが出ます。
具体的には、スキルシートの記載内容を盛ってしまったり、研修で習った程度のプログラム言語も経験アリ。と言わせたりします。
SESでは、現場に出向く前に、必ず面談が実施されます。
その際に、しっかりとスキルにあった現場かどうか確認しましょう。
できないことまで、なんでも出来ます!と答える必要はありません。
合わない現場に無理に行かされて、「ついていけない…」という事態になってしまうよりもはるかにマシです。
社内待機が短い企業の特徴
ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]
一方で、エンジニアと現場のマッチングが上手なSES企業は、以下の特徴があります。
- 案件が豊富で選べる
- 自身がやりたい業務内容とマッチしてる
- 社内待機が短い
SES企業を選ぶ際は、上記特徴に当てはまっているかよく考慮する必要があります。
案件が豊富で、自分のスキルにマッチした案件を選ぶことができる企業がお勧めです。
自身のキャリアパスをしっかり描けて、やりたい業務内容とマッチした案件を選べる企業が、ホワイトSES企業です。
私は10年この業界に身を置いていますが、そういったホワイトなSES企業は、数は少ないながら確実に存在しています。
入社前に知る方法
これらの情報を、入社前の段階で得るためには、転職エージェントのキャリアアドバイザーに聞くのが一番です。
キャリアアドバイザーは、企業の人事部と密接に情報交換をしているため、入社前に実情を知ることができます。
マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)といった大手エージェントなら、質の高いアドバイザーが親身になって情報を提供してくれます。
一人で戦うよりも、キャリアアドバイザーを味方につけたほうが圧倒的に有利になりますので、ぜひ利用することをお勧めします。
SES以外におすすめの職種
社内待機がつらい…と思ったときに、必ずしもSESエンジニアで居続ける必要はありません。
SESではない、エンジニアの働き方は多く存在します。
その際に、転職先としてオススメできる職種は以下になります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
IT業界は、基本的には人材が不足しており、売り手市場と言えるので、転職はしやすい状況です。
IT転職のおすすめ転職サイト
今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。
当サイトで特に人気があるのは以下の3社です。
おすすめ転職エージェント
- マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
- Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
- 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
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