社内SEはプログラミング不要?
そんな疑問をお持ちの方がこの記事をお読みになっていると思います。
結論から言って、答えはNOです。プログラミングができなくても社内SEになることは可能です。
必須スキルではなく、実際にプログラミングができない社内SEも多く活躍しています。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
理由としては、ソフトウェアの内製率は低い傾向にあるため、プログラミングスキルを求められないケースも多いためです。
内製率が低い
IT人材白書によると、ユーザー企業全体におけるプログラミングの内製化率はたったの22.7%。
出典:情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2020」
つまり、下請け企業に外注しているケースが全体の7割を超えています。
外注する理由
なぜ外注するかというと、自社のリソースでまかないきれないためです。
一般的に、社内SEが担当するシステム開発は、社内の業務改善やコスト削減などに影響を与えるITシステムの構築・運用が多くなります。
企業活動の根幹に関わるシステムが多いため、膨大な仕事量となり、多数のエンジニアをアサインする必要があります、
実際にプログラミングしてシステムを構築するフェーズは、自社では担当しません。
そのため、社内SEにプログラミングスキルが求められない、という形になります。
SIerやSESなどの働き方に比べると、実際にソフトウェアをゴリゴリ開発する機会は少ないと言えるでしょう。
プログラミング以外の業務が大変
しかしながら、一方でヘルプデスクや設備管理など、いわゆる「IT屋」としての業務範囲は拡大するため、プログラミング以外のスキルを幅広く求められるでしょう。
もちろん、プログラミングスキルがあることはプラスにはなります。
社内SEのメイン業務であるシステム開発において、よりスムーズに業務を進行していくためには有利に働きます。
プログラミングしない社内SE求人を探す効率的な方法
社内SE転職ナビは、「アイムファクトリー株式会社」が運営する、社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。
サービス開始は2016年10月とまだ新しいサービスで、大手転職エージェントと比べると知名度は低く、求人数も少ない傾向です。
ですが、社内SE転職ナビには「人気の高い社内SEに狙いを絞って転職活動できる」という魅力があります。
社内SEの求人数は業界トップレベルで、求人の質も高いことが特徴。SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
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そのすべてが社内SE案件です。
専門性が高く、社内SEに特化することで得た転職支援の技術によって、利用者に的確な情報を用意してくれます。
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一緒に登録したいエージェント
おすすめ転職エージェント
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- Geekly(ギークリー)|IT技術に精通した専門アドバイザーが転職を徹底サポートしてくれます。元請け企業から上流工程まで、やりたいことが見つかります。
複数の転職エージェントを組み合わせて利用すれば、より効率の良い転職活動をすることができます。
引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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社内SEのプログラミング以外の業務内容
社内SEの業務内容
- システムの実装業務
- 設備管理
- ヘルプデスクや、自社内のIT業務
- セキュリティ関連
SIerやSESから社内SEへ転職した場合、対応する業務範囲は確実に増えます。
SIerのSEでは、プロジェクト管理業務を主にこなしていく形でしたが、そこから大きく業務範囲が拡大します。
ヘルプデスクと呼ばれる「便利屋」的な作業が増えることは覚悟しておく必要があります。
社内SEは、社内のIT担当として、社内ユーザーからの要求やクレームを受ける窓口になります。
ほかにも、ウイルス対策ソフトの選定・導入など、SIerで勤務しているときにはあまりやらない作業が増えます。
特に、非IT系企業の社内SEになると、「ITに明るい便利屋」として引っ張りだこになります。
これらを受け入れられるかどうかが、社内SEになる際に確認しておきたい部分です。
スキルの維持や活用が難しい場合も
社内SEと一口にいっても、その業務内容は様々なケースがあります。
例えば、業務内容がヘルプデスク業務に偏っている場合、ITエンジニアとして磨いてきたスキルをそれほど発揮せずとも、業務を遂行することができます。
SESやSIerから転職した場合には、それまで身につけてきた技術を使う場所がなく、スキルの維持や活用が難しいケースもあります。
社内SEからの転職はしにくい
長年社内SEで勤務していると、SIerや開発会社への転職は難しくなる可能性があります。
社内のヘルプデスクや監視業務などを中心とした業務に当たっていると、技術力を保つことが難しくなるためです。
技術者としてのキャリアを希望するのであれば、潰しが効きにくい選択肢でもあることを理解して選ぶ必要があります。
一方で、要件定義など上流工程の経験を積むことができる企業であれば、それらのスキルをアピールすることでSIerなどの別職種に転職する道は残されます。
社内SEが必要な能力
マネジメント能力
プログラミングをしない社内SEには、コミュニケーションや進捗管理など、マネジメント能力が求められます。
実務で用いる技術力(プログラミング能力)よりも、開発の上流から下流までを通して経験してきた実績が求められます。
ひとくちにSE(システムエンジニア)と言っても、職種ごとに求められる要素はかなり違うのですね。
プログラミングでロジックを考案することに面白みを感じる技術者にとっては、発注先との折衝やマネジメントがメインとなる社内SEがつまらなく感じるケースもあります。
プログラミングの知識
先述しましたが、社内SEにおいてプログラミング知識は必ずしも必要ではありません。
一方で、知識を持っていることで業務をより円滑に進められる可能性は大いにあり得ます。
社内SEでシステムの戦略を立案するためにには、システム開発に関する技術的知見が求められます。
プログラミングの知識がない場合には、体系的なシステム戦略の立案スキルを身につけることは簡単ではありません。
転職前の企業で、プログラミングフェーズを担当していたことがあり、コーディングのスキルをすでに持っている場合などが該当します。
「プログラマーの気持ちがわかる」マネージャーは意外と少なく、重宝される存在になることができるでしょう。
社内SEでプログラミングしたい
ここまで、社内SEについて「プログラミング知識は不要」という解説をしてきました。
一方で、社内SEでも積極的にプログラミングをしたい!というケースもあるかと思います。
その場合は、積極的に内製化を推進している企業に入ることで、実現することができます。
社内SEと一口に言っても、その業務内容は様々です。
PCやネットワークなどのキッティング作業などを担当するインフラ系寄りの社内SEもあれば、
内製のシステム開発をバリバリプログラミングするプログラマー寄りの社内SEもあります。
先述したように、ユーザー企業全体におけるプログラミングの内製化率は22.7%ですが、その2割の企業を探すことになります。
社内SEの実情を入社前に知りたければ、転職エージェントに相談してみることをお勧めします。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事部と密に情報交換をしていますので、企業の内情を入社前に知ることができるからです。
一人で転職活動しているだけでは得られない情報を簡単に入手することができます。
社内SE転職ナビ以外のおすすめ転職エージェント
社内SE転職ナビは評判の良い転職エージェントですが、複数の転職エージェントを組み合わせて利用することで、より効率の良い転職活動をすることができます。
引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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