転職先がSESしかない
転職しようと思ったけど、SESしかない…
SESしかない場合には、どうやって求人を探せば良いのかな?
ITエンジニアが転職しようとすると、SES企業の多さに驚くことがあります。
それもそのはず、IT企業全体の9割以上が何らかの形でSESに関係しています。
そのため、完全にSESをしていない企業を探したり、または自身がSES以外の職種で働ける環境を探すのは、なかなか大変な作業となります。
弊社も例外ではなく、受託開発をメインにしつつ、1次請けのSESをしているメンバーもいます。
(割合としては1割以下です)
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
この記事では、SESをどうしても避けたい方に向けて、SESしかない理由や、対処方法をご紹介します。
SESしかない!を回避する方法
結論から言って、SESしかない!という状況を回避するには、企業の内情に詳しい転職エージェントに相談することです。
マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録しましょう。
なぜなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事部と密にコミュニケーションを取り合い、内情にも詳しいためです。
そのため、入社前に、会社の実情を把握することができます。
今すぐ転職するつもりがなくても、いざ転職したいときにスグ動けるように、今のうちから登録しておいた方が良いですね。
本当に転職したいぐらい病んだときは、転職サイトに登録する気力すら起きないので、余裕のあるうちに登録しておきましょう。
転職サイトに登録するのは面倒臭いですが、どのエージェントもスマホから3分程度で登録できます。
転職エージェントやヘッドハンターとは積極的につながっていた方が良いですね。
その時に縁がなくても、良い案件があれば紹介してもらえます。
※利用料金は無料
※マイナビのプロモーションを含みます。
おすすめの転職エージェント
SESしかない理由
そもそもSESの割合が多い
厚生労働省 働き方・休み方改善ハンドブックによると、IT業界において客先常駐(SES)をしている企業の割合は、全体の9割を超えています。
また、客先常駐している IT エンジニアの比率が7割を超えている企業は28.8%となっています。
そもそも、IT企業におけるSESの割合はとても多く、求人票を見てもSESしかない…という形になっています。
未公開求人になっている
SES以外のIT求人は、未公開求人になっているケースが多いのです。
なぜなら、SESばかりの求人の中で、そうではない求人というのはやはり人気ですので、応募者が殺到してしまうことになりかねません。
一方、企業側としては、応募する人数が増えれば増えるほど、人事部の負担が増えるだけです。
可能であれば、採用条件にできるだけマッチした、厳選した求職者のみを相手にしたいのです。
SES企業が増えている
SESは、派遣の許可がいらないので、起業してSESエンジニアを現場に派遣させる会社は作りやすいのです。
SES業界では、人材不足が課題となっているため、参入のハードルは低く需要が高いメリットもあります。
そのため、SES企業が増えているので、結果的にSESばかりになってしまいます。
ほかにも、自社でサービスを企画し、開発して利益を上げるのはハードルが高いですが、他企業に技術者を派遣すれば利益が得られる点もメリットといえます。
また、営業力が足りておらず、大型案件の元請けをするのが難しかったとしても、SESであれば下請け案件を含めた案件を受けやすく、実績を作りやすいのです。
SESしかない!になりがちな求職者の特徴
経験が浅い
SESではないITエンジニアになるためには、ある程度経験があるエンジニアが優遇されます。
SESではない場合ですと、どうしても実務経験がある経験者が求められるためですね。
一方でSESでは未経験者でも歓迎している求人も多いです。
そのため、どうしてもSESの求人が多くなってしまいます。
スキル不足
ある程度経験年数がある場合でも、スキルが不足しているエンジニアはSES求人を探すことになってしまいます。
それでも、どうしてもSES以外のITエンジニアになりたいのなら、今の職場で、他の現場でも通用するスキルを磨いてから転職活動をすることになります。
または、SES企業でも良質な企業は存在していますので、そういった企業を探すことになります。
SESは全てブラックというわけではありません。詳しくはこちらの記事で解説しています。
SESしかない場合の対処法
SESのないエージェントを選ぶ
そもそもSESを扱っていない転職エージェントを利用しましょう。代表的なところでは、社内SE転職ナビがあります。
取り扱っている求人は、社内SE案件だけなので、効率的にSESを避けることができます。
社内SEとして働けば、基本的にはその会社への出社となりますので、SESや客先常駐で摩耗することはなくなります。
経験値を溜める
SES業界では慢性的な人材不足ですので、経験が浅い求職者も受け入れるケースが増えています。
一方で、ITエンジニア全体で見ると、実力・技術力がモノを言う世界です。
そのため、どうしてもSESではないITエンジニアを目指したいなら、スキルや経験値を身につけていく必要があります。
転職情報サイトで情報収集する
転職会議などの転職情報サイトへの登録もしておきましょう。「転職エージェント」や「転職サイト」とは少し違ったアプローチの方法です。
転職会議は企業の現社員・元社員からの「企業への口コミ」や「求人情報」を掲載している転職情報サイトです。
情報量が多く、転職エージェントに掲載されている企業のほとんどが網羅されています。
実際に働いていた人の書き込みが中心ですので、その企業での働き方なども知ることができます。
ただし、こういった企業情報サイトは、やめた人の意見が中心ですので、ネガティブな意見が多いというのは認識しておきましょう。
その上で、ポジティブなコメントを参考にして企業を決める際の参考にしてみると良いですね。
転職エージェント(キャリアアドバイザー)に聞く
転職エージェントは、数多の求人者・企業を見てきた転職のプロです。
企業の人事部と密に連携を組んで、日々情報収集に当たっています。そのため、入社前から、社内の実情を知ることができます。
企業の人事部に直接聞くことも可能ではありますが、突っ込んだ質問をしすぎると悪い印象を与えかねません。
その点、キャリアアドバイザーであれば、遠慮なく聞くことができます。
マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など大手エージェントから登録するのがおすすめです。
IT転職のおすすめ転職サイト
今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。
おすすめ転職エージェント
- マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
- Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
- 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
※各社のプロモーションを含みます。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、
あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。
「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。
どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。
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