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客先常駐は地獄?なりうるケースとそうでないケースを解説。

客先常駐は地獄?

派遣先に常駐して、システムエンジニアとして業務を行う「客先常駐」は、さまざまなメリット・デメリットがあります。

 

この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。

SES・客先常駐も5年経験しており、様々な現場を経験しました。

 

そんな中で、地獄のような現場、一方で優れた現場も経験してきました。それぞれの特徴や、見極め方をシェアいたします。

先に結論をお伝えすると、地獄のようなSESの現場を変えたければ「IT転職エージェントに登録」しましょう!

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地獄のような現場の例

強制的な残業

とある現場での出来事。

官公庁系の案件を対応している現場でして、すでにあるシステムのマイグレーション作業(システム移行)を担当しました。

 

マイグレーション前のシステムが、他社が作成したもので、非常に作りが悪い状態でした。

そのため、私が入った時点で作業が山のようにある、という状況でした。

 

現場に入った初日に「20:00までは必ず作業してくれ。」というお達しがありました。つまり、強制的な残業ですね。

 

「長時間労働すれば成果が出る。」という短絡的すぎる考え方ですね。

偽装請負

SES 偽装請負

また、現場の上長からそのような指示が出ていたので、今思えばいわゆる「偽装請負」状態でして、違法性のある行為ですね。

 

※請負契約(客先常駐の際の契約形態)では、派遣と違って客先(発注側)の企業が労働者へ指示を出すのは禁止されています。

それが破られている状態を「偽装請負」と呼びます。

残念ながら、割とよくある話です。

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スキルのミスマッチ

自身が持っているスキルと、現場で求められるスキルがマッチしていないことがありました。

 

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これは、一番地獄だったと言えるかもしれません。

現場の上司からの技術的な要求に応えられず、「使えないヤツ」だと思われてしまいます。

 

これはさすがに、自社の営業に掛け合って、そうそうに現場を変えてもらいました。

もしスキルのミスマッチが起きてしまったら、自分からアクションを起こしましょう。そうしないと、お互いに摩耗してしまいます。

ひたすらテスター

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新人の頃ですが、ひたすらテスト業務をやらされる現場に行かされていました。

もちろん、開発のできる現場に行くためのスキルがない自身の問題でもあります。

テスト業務はスキルがつかないただのアルバイトでもできる作業です。

コミュニケーションが少ない

極端にコミュニケーションが少ない現場がありました。1日働いていて、「おはようございます」「お先に失礼します」の挨拶しか声を発しないこともしばしば。

これは人によりますし、むしろ無用なコミュニケーションは不要で、その方が良い。という方も中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし私はしんどかったですね…

通勤が2時間以上

片道2時間以上かかる現場に、常駐したことがありました。県西部の自宅から、県東部の勤務先まで毎日縦断旅行です。

通勤時間ほど、無駄な時間はありません。

会社にとっても、高額な交通費を払う必要がありますので、考えものです。

良い現場の例

数人のチーム体制で現場に入っている

数人のチーム体制で現場に入っている場合、自社の上長が業務の舵取りをしています。

そのため、常駐先の企業から理不尽な要求がくることもありません。

また、自社のチーム単位で仕事を回せるので、お互いに休暇を取ったりしてフォローし合うことができます。

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現場の仕事を直接もらっている

現場の仕事を直接もらっている

妙なブローカー(仲介者)がなく、直接契約で現場の仕事をもらっているケースです。

仲介がない分、エンジニアの単価が高くなりますし、営業同士の人的コミュニケーションコストも減ります。

 

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ただし、客先常駐・SES業界では、直接仕事をもらっているケースは本当に稀です。

もしSES業態で仕事をしたいと考えているなら、直接仕事をもらっているかどうか必ず確認した方が良いですね。

客先常駐以外の働き方

客先常駐の現場が地獄だ!と思ったときに、そもそも勤めている会社自体を転職して、環境をガラッと変えてしまうというのも1つの手段です。

IT業界は、基本的には人材が不足しており、売り手市場と言えるので、転職はしやすい状況と言えるでしょう。

その際に、転職先としてオススメできる業態は以下になります。

受託開発

客先から直接仕事をもらっている会社は、「受託開発」として、自社で作業することができます。

そういった会社で働くことで、SESで常駐することはなくなります。

社内SE

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異業種の社内SEとして働けば、基本的にはその会社への出社となりますので、SESや客先常駐で摩耗することはなくなります。

社内SEの求人を探すなら、社内SE転職ナビがおすすめです。

フリーランス

フリーランスとして、独立するのもひとつの手段です。ただし、フリーランスにはリスクもあります。

  • 以前の職場から仕事がもらえる
  • 1年分ほど収入がなくても大丈夫な貯金がある
  • 副業で成果が出ている

など、リスクが下がる要因が用意できている状態で、独立するのがオススメです。

身売りSESメインではない会社を探す

身売りSES・客先常駐メインではない、ちゃんとした会社に転職する方法もあります。

転職先のおすすめとしては、

  • 自社製品を持っている会社
  • 客先から直接仕事をもらっている会社

がおすすめです。

自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社は、自社製品に関わる開発を、自社ですることができます。

これは、SESが横行しているIT業界において、非常に恵まれている条件です。

また、客先から直接仕事をもらっている会社もおすすめです。利益率が高い上に、自社で作業できるため常駐から解放されます。

ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

IT転職のおすすめ転職サイト

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

おすすめ転職エージェント

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あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。

 

「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

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