ネットワークエンジニアでついていけない…?
ネットワークエンジニアは、インフラエンジニアの一種で、主にネットワークの設計、構築、運用、保守を担う技術職です。
サーバーエンジニアが構築したサーバー同士をつなぐネットワークを担当します。
特殊な技術職であるので学習も大変ですし、インフラ系なので「動いていて当たり前」という厳しい前提で作業しなくてはなりません。
そのため、ネットワークエンジニアはやめとけ…という意見もネット上では散見されます。
専門的な知識を必要とする職業ですので、人によっては「ついていけない…」と感じられている場合もあるでしょう。
他のIT職種に比べると、一定の勉強が必要な職種です。
一方で、一旦知識を覚えてしまえば、追加で自主学習する時間は少ない傾向にあります。
もし、ネットワークエンジニアでついていけない…と感じているなら、以下のような選択肢が考えられます。
- 学習支援制度が充実した企業に入る
- クラウドエンジニアを目指す
- 客先常駐なしのネットワークエンジニアを目指す
- 社内SEを目指す
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この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
この記事では「ネットワークエンジニアでついていけない…」そんな悩めるエンジニアに向けて、解決策をご紹介します。
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ネットワークエンジニアでついていけない場合の対処法
支援体制が充実した企業に入る
ネットワークエンジニアは専門的な知識が求められるため、自主学習は必須です。
シスコ技術者検定のCCNA、Linux技術者認定資格などネットワークエンジニアの業務に関連した資格を取得するのも有効でしょう。
その際に、企業に資格取得のための支援体制が整っていると良いでしょう。
具体的的には、有効な資格について資格手当や報奨金制度などの支援を用意している企業があります。
クラウドエンジニアを目指す
クラウドサービスの台頭によって、物理的なサーバーを借りずにWebサービスをローンチさせる企業が増えています。
そのため、ネットワークエンジニアに求められるスキルは変わっていくことが予想されます。
クラウドでインフラ環境を構築するためのスキルや、クラウドの知識を含めたスキルが求められます。
仕事をする場所が、従来の物理的なインフラ環境から、クラウド上へ移行するような形ですね。
そのようなエンジニアのことを「クラウドエンジニア」と呼びます。
クラウドエンジニアとしてのスキルを積むことで、ライバルのネットワークエンジニアに差をつけることができて、優良企業への転職に有利に働きます。
クラウドが普及してから日が浅く、増えているクラウドの需要に対して、クラウドを取り扱える人材が足りていないためです。
また、これまで物理的なキッティング作業などで、どうしても現場に行かなくてはならなかった業務形態が、クラウド化によってリモートワーク可能になります。
結果として、現場常駐という働き方をなくしたり、減らしたりすることが可能です。
ただし、どうしてもインフラ系の業種は完全リモートは難しい傾向です。そのため週1〜2の出社が必要など条件付きのものがメインとなります。
常駐なしのネットワークエンジニアを目指す
ネットワークエンジニアでついていけない…と感じているエンジニアの中には、「客先での作業」に不満を感じているケースがあります。
前提を覆すようなお話ですが、まずは一旦、常駐型のネットワークエンジニアとして業務にあたると、客先常駐をしないネットワークエンジニアへのキャリアパスになり得ます。
客先常駐は一定期間で現場が変わるため、一緒に働くエンジニアから相手企業の担当者まで、幅広い人脈を作るチャンスがあります。
うまく関係を作ることができれば、今後のキャリアにもつながるはずです。客先常駐エンジニアの引き抜きなど、非常によくある話です。
常駐のネットワークエンジニアを必要としているのは、多くの場合が大企業です。大企業のネットワーク設計を学べることは、今後のキャリアにとって大きなプラスになります。
しっかり技術力を経験値として貯めることで、キャリアが開かれます。
客先常駐の特性を活かして、人脈を築きつつ、十分な経験とスキルを養い、次のステップを目指してください。
ネットワークエンジニアは、どの会社で働くかによって習得できる技術にも大きな違いがあります。
自分に合ったキャリアプランを考えて、常駐先を選びましょう。
自社のネットワークエンジニアを、どの会社に派遣しているのか。
そのような疑問も、転職エージェントのキャリアアドバイザーに聞けばわかります。
社内SEを目指す
社内SEを目指すのも、消耗しにくいネットワークエンジニアになるためのキャリアパスとして有効です。
ネットワークエンジニアと社内SEでは、設備管理など一部業務内容がオーバーラップしているケースもあり、
ネットワークエンジニアでの経験をそのまま活かすことができるので、難易度は低くないものの、比較的転職はしやすいと言えます。
中でも、インフラ構築の比重が高い社内SEになることで、客先常駐をしないネットワークエンジニアとして業務にあたることができます。
社内SEは、客先常駐型のネットワークエンジニアと比べると、楽な一面を持っています。
勤務地が固定になり、腰を据えて自社プロジェクトに携わっていけるなどの特徴があるためです。
また、自社の業務であることから、納期への融通も効きやすく、ワークライフバランスを両立することができます。
ただし、事業会社の社内SEでは、ネットワークエンジニアと比較すると、業務内容はより広範囲に渡ります。
既存システムの保守やメンテナンス、セキュリティ管理、ヘルプデスクなど、ネットワークエンジニアにはない業務も多いためです。
大手企業や大手SIerへの転職
大手企業や大手SIerへ転職することで、自社内のインフラ業務をメインとすることができます。
そのため、客先に常駐するスタイルからは抜け出すことができます。
ただし、当然ながら倍率が高く、就職難易度は高めです。
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