インフラエンジニアからプログラマーに転職
インフラエンジニアで働いていると、サーバやネットワークのキッティング作業や、障害対応の作業ばかりのケースがあります。
人によっては「つまらない。」と感じられている場合もあるでしょう。
一方で、ソフトウェア開発におけるプログラマーでは、より「ものづくり」をダイレクトに実感できる職業として、インフラエンジニアから目指すことの多い職業です。
インフラエンジニアとプログラマーでは、環境構築など一部業務内容がオーバーラップしているケースもあり、
インフラエンジニアでの経験を一部活かすこともできるので、難易度は低くないものの、比較的転職はしやすいと言えます。
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ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
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この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。
SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。
この記事では「インフラエンジニアからプログラマーに転職したい!」そんなエンジニアに向けて、プログラマーへ転職するための効率的な方法や、転職理由に使える実例をご紹介します。
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インフラエンジニアからプログラマーへ転職するメリット
様々な開発業務を経験できる
インフラエンジニアの業態に不満がある場合、プログラマーに転職することで解消するケースも多いでしょう。
インフラエンジニアで受託することができる案件は、インフラ環境の構築や運用・保守です。
一方、プログラマーはソフトウェア開発者として、プログラミングを主体とした作業となります。
メインとなるのは、システムエンジニア(SE)が設計したプログラムの仕様書に基づいて、システムが作動するようプログラミングを行うことです。
開発するプログラムに応じて、使われる技術も様々ですし、要求される仕様も千差万別です。
かなり色々なプログラムを書くことが多いので、飽きにくいと言えます。
そのため、単純なキッティング業務を延々とこなしていた…というインフラエンジニアにとっては、やりがいを感じやすい場面も多いでしょう。
インフラエンジニアも稀にプログラミングを行うケースはありますが、メインの業務ではないことが多いです。
様々なプログラミング言語を習得できる
プログラマーとして働くと、プロジェクトによって環境は様々です。
そのため、複数のプログラミング言語を扱うことも多く、新しいプログラミング言語を次々に習得していくことも可能です。
扱える言語が多くなれば、プログラマーとしての市場価値を高めることにもつながります。転職市場でも有利に働くでしょう。
高い将来性が期待できる
プログラマーは、ITエンジニアの中でも将来性が高い職種のひとつです。
近年では、家電などの製品にAI機能を搭載したり、インターネットにつなげる「IoT」デバイスの普及も進んでいます。
したがって、それに伴うシステム開発の需要もまた、増加する傾向にあります。
参考 : 総務省「令和2年版 情報通信白書|IoTデバイスの急速な普及」
このことから、機能の実装という実作業を担当するプログラマーの需要は、今後増加していくことが予想されます。
IT業界では、慢性的な人材不足が続いていることも理由の1つです。
一方で、インフラエンジニアは、今後は需要が減少傾向にあります。理由としては、クラウド技術の発達によって、物理的なサーバーを設置せずに、Webサービスを提供する企業も増えているためです。
しかし現実的に、今すぐ全ての物理サーバーがなくなり、クラウドに移行することは考えにくいです。
セキュリティ面やカスタマイズ性の問題から、従来からあるオンプレミスについて一定のニーズは残り続けるからです。
とはいえ、クラウド化の波によって需要減という傾向は覚えておいて損はありません。
プログラマーへ転職するデメリット
- SES(現場常駐)の可能性が高い
SES(現場常駐)の可能性が高い
未経験エンジニア求人の多くは、SES求人です。インフラエンジニアから転職するケースであっても同様です。
SESは客先常駐といって、クライアント企業に常駐する形の働き方です。
SESの多重下請けはなぜ蔓延する?防ぐ方法やメリット・デメリットを解説。
多重下請け構造という問題を抱えており、あまりおすすめできるものではありません。
ただし未経験者が下積み期間として、割り切ってSESエンジニアになるのも1つのキャリアパス構築方法ではあります。
SESのプライム案件(1次請案件)とは。獲得企業の見分け方をシェア。
また、SES企業の中にも下請けではなく、1次請け案件をこなしている優良企業も存在しています。そういった企業を探すことで、ホワイトなSESの働き方を実践することができます。
考え方次第では、「未経験なのにお金をもらいながらプログラミングを学習できる。」という状況を作り出すことができます。
給与水準は下がる可能性
インフラエンジニアからプログラマーを目指す場合は、年収ランクとしては下がる傾向にあります。
インフラエンジニアに近いと考えられる職種(ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア)の平均年収は、450万円。
参考 : マイナビ IT AGENT
一方で、厚生労働省が2020年に発表した「賃金構造基本統計調査」(2019年度分)によると、プログラマーの平均年収は約425万円になります。
参考 : 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
職種としてはメジャーなプログラマーですが、実は平均年収はインフラエンジニアよりも少し低めです。
参考となる情報源が違うため、あくまでも参考値ではありますが、公的機関の発表している平均年収を見比べてみても、インフラエンジニアの方が若干高めであるという、ほぼ同様の結果となりました。
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