転職エージェントの利用方法
転職エージェントを初めて利用する際には、どんなサービスなんだろう?と疑問に思うこともあります。
- しつこく営業してくるのでは?
- 報酬目当てに無理やり内定されられるかも?
- 本当に無料で利用できるの?
- 自分のペースで転職活動したい。
など、心配は尽きません。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
自社の採用経験に基づき、当記事を執筆しています。
筆者自身が、転職エージェントを利用してSESエンジニアからWebエンジニアへ転職しましたので、その際に感じた利用レビューをお伝えするとともに、
利用前に思っていた疑問点について、ご説明いたします。
転職エージェントから情報を得る
転職における情報の質を上げたければ、マイナビエージェントなど複数社の転職エージェントに登録して、転職活動を進めるのがおすすめです。
転職エージェントは、数多の求人者・企業を見てきた転職のプロです。
企業の人事部と密に連携を組んで、日々情報収集に当たっています。そのため、入社前から、社内の実情を知ることができます。
- マイナビエージェント…定番のマイナビです。求人数が豊富なので、登録しておいて損はないでしょう。
- BIZREACH(ビズリーチ)…ハイクラスのための転職サイトというイメージですが、年収600万円以下の方でも利用することができます。
転職エージェントの特徴
押し付けることはしない
転職エージェントを利用するにあたり、心配になる点として、無理やり求人に応募させられるのではないか。
とか、しつこいのではないか?という懸念があります。
ですが、基本的に、転職エージェントはこちらから求める以上のことはしません。
付かず離れずで、転職活動をサポートしてくれる存在ですので、安心して利用することができます。
こちらから連絡を取らないでいると自然と疎遠になりますし、一方で情報を求めるだけ提供してくれます。
多くの求職者を見てきたキャリアアドバイザーは、求職者の求める「立ち回り方」をしてくれます。
企業から報酬をもらう
多くの転職エージェントでは、求職者の就職が決まった際に企業から報酬をもらう仕組みで成り立っています。
一方で、エージェントによって期間は違いますが、求職者が半年や1年以内に退職してしまうと、報酬を返還する仕組みになっています。
そのため、希望にマッチしない案件を無理に紹介したり、ゴリ押しで入社させるようなことはないのです。
もちろん、報酬目当てで無理やり内定させるようなことはありません。
長続きしない企業に内定させても、キャリアアドバイザー側にも何1つメリットがないためですね。
本当に無料で利用できるの?
転職エージェントは、求職者は無料で利用することができます。
前述したように、転職エージェントは求人者と企業のマッチングが成功した際に、企業から報酬をもらうことで成り立っているからですね。
当然のことながら、あとから請求がきたりすることはありませんので、安心して利用することができます。
一部、有料機能を提供している転職エージェントも存在していますが、その場合は、サブスクリプションプランなどに明示的に登録することで、料金が発生します。
有料プランがある転職エージェントでも、明確な理由があります。
求職者側からも料金をいただくことで、企業と求職者を対等に「お客様」として扱い、質の高いサービスを提供するためです。
一部のサービスのみで利用できる
最近の転職エージェントは、非常に多くのサービスを提供しています。
一例として、案件紹介・職務経歴書作成支援・模擬面談などです。
一方で、多くの転職エージェントでは、そのうちの一部サービスだけでも利用することができます。
キャリアアドバイザーに、自分が欲しい情報は何か?をしっかり伝えれば、求職者は自分の欲しい情報だけ得ることができます。
業界のスペシャリストである
転職エージェントは、担当する業界のスペシャリストです。
例えば、マイナビエージェントであれば、マイナビ IT AGENTなど、業界ごとに特化したエージェントが用意されています。
IT業界であれば、元ITエンジニアなどのケースが多く、業界のことを知り尽くしています。
遠慮なく聞くことができる
キャリアアドバイザーは、普段から企業の人事部と密接に情報交換をしています。
年収や、有休消化日数など、待遇面に関しても遠慮なく聞くことができます。
面談の時に、企業の人事部に直接質問することも可能ではありますが、あまり質問が多かったり、突っ込んだ質問をしすぎると悪い印象を与えかねません。
コンサルタントの交換も可能
転職エージェントのデメリットとして、求職者とキャリアコンサルタントの相性が合わない場合があります。
人間ですから、相性の良し悪しはあるものです。
他にも、キャリアコンサルタントが新人であったり、詳しい業界が少しずれていたりするケースも同様です。
それから、レアなケースだとは思いますが、転職エージェントが高圧的な態度を取ってきたり、無理やり話を進めてきたりする場合なども考えられます。
(筆者は転職活動の際に3社ほど登録しましたが、そのような担当者は当然のことながら居ませんでした。)
そうすると求職者が望むレベルの、職務経歴書の添削を受けられない可能性があります。
その場合、多くの転職エージェントでは、遠慮なくキャリアコンサルタントの交換を申し出ることができます。
合わないエージェントですと、転職活動もうまくいかないことがありますので、遠慮なく交換してもらうようにしましょう。
失礼なことかと思いますし、気が引けるかもしれませんが、合わない同士で無理に進めるよりもよほど効率的です。
転職エージェントのデメリット
応募可能な求人が限られる
本来は、転職サイトなどから求人を見つけて、自由に応募することができます。
一方で、転職エージェントを利用した場合、職務経歴や、これまでのスキルから判断されて、応募できる求人をエージェント側で判断します。
そのため、本来的には応募自体はすることができた求人も、できない可能性が出てきます。
企業側で求める条件に合致していなくても、意欲や強みを伝えることで採用につながる可能性もありますので、まずはエージェントに対して熱意を伝えるようにしましょう。
転職時期があいまいだと後回しにされる可能性がある
転職時期が明確ではないと、他の求職者の対応を優先されて、対応が後回しになる可能性があります。
転職エージェントにはノルマが存在していますので、当然の対応と言えるでしょう。
転職エージェントを上手に利用するためには、希望する転職時期をはっきりと伝えるのが、お互いに効率的です。
地方だと求人数が少ないケースがある
転職エージェントが持っている求人は、首都圏に集中しており、地方都市ですと紹介できる案件数が減ってしまいます。
どの対応地域となるかは、転職エージェントに申し込む際に必ず表示されていますので、自分が希望する地域があるかどうかはしっかり確認しておきましょう。
マイナビエージェントなど、総合型の転職エージェントですと対応地域が広いケースが多いです。
転職活動における情報収集ツール
転職会議など転職情報サイトで情報収集する
転職会議などの転職情報サイトへの登録もしておきましょう。「転職エージェント」や「転職サイト」とは少し違ったアプローチの方法です。
転職会議は企業の現社員・元社員からの「企業への口コミ」や「求人情報」を掲載している転職情報サイトです。
情報量が多く、転職エージェントに掲載されている企業のほとんどが網羅されています。
ただし、こういった企業情報サイトは、やめた人の意見が中心ですので、ネガティブな意見が多いというのは認識しておきましょう。
その上で、ポジティブなコメントを参考にして企業を決める際の参考にしてみると良いですね。
転職会議以外の、企業口コミサイトは以下になります。
転職エージェントは転職のプロ
転職エージェントに在籍しているキャリアアドバイザーは、いわば転職のプロです。
一人で転職活動しているだけではたどり着けない情報も持っていますので、味方につけない理由がありません。
就職・転職は情報戦です。
自分一人で転職活動するよりも、情報通であるキャリアアドバイザーを味方につけることで、
圧倒的に「情報強者」になることができますので、登録しない手はありません。
転職エージェントを活用しよう
- マイナビエージェント…定番のマイナビです。求人数が豊富なので、登録しておいて損はないでしょう。
- BIZREACH(ビズリーチ)…ハイクラスのための転職サイトというイメージですが、年収600万円以下の方でも利用することができます。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、
あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。
「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。
どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。
おすすめの転職エージェント