社内SEは将来性が高い
社内SEには、勤務地が固定になり、腰を据えて自社プロジェクトに携わっていける特徴があります。
また、自社の業務であることから、納期への融通も効きやすく、ワークライフバランスを両立しやすい職種として人気です。
SIerやSESなどの働き方に比べると、メリットも多い職種です。
具体的には、下請けから解放されますし、一定の業務を長期間担当しながらスキルを磨くことができます。
また、福利厚生の整った企業の社内SEであれば、他の社員と同様にその恩恵を受けることができます。
もちろん企業にもよるのですが、
基本的には、優良企業に務めている社内SEには将来性があると言えます。
しかしながら、一方でヘルプデスクや設備管理などの業務範囲は拡大するため、デメリットがないとは言い切れません。
当記事では、社内SEの業務内容について、将来性はあるのか?を検証していきます。
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
社内SEの求人を探す効率的な方法
社内SE転職ナビは、「アイムファクトリー株式会社」が運営する、社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。
サービス開始は2016年10月とまだ新しいサービスで、大手転職エージェントと比べると知名度は低く、求人数も少ない傾向です。
ですが、社内SE転職ナビには「人気の高い社内SEに狙いを絞って転職活動できる」という魅力があります。
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そのすべてが社内SE案件です。
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社内SEに将来性がある理由
1.ワークライフバランスの向上
社内SEは「ワークライフバランス」を実現しやすい職種といえます。
定型業務が多く、納期へのコミットも融通が利くことも多いためですね。
もちろん、社内期限はありますので守る必要はあります。
しかし、請負契約のもと、期限までに品質を担保したシステムを納品しなければいけないSIerなどに比べると、プレッシャーは少ない傾向です。
ただし企業によって差はあります。社内SEは、基本的に社内に数人。
そのため、業務が集中して忙しいというケースも全然ありうるので、注意が必要です。
2.勤務地が固定
勤務地が変わらないため、安定的に腰を据えて働くことができます。
プロジェクトごとに現場が変わるSESなどと比べるとストレスやプレッシャーが少ないですね。
環境の変化が少ないため、肉体的にも精神的にも負担が少なく済みます。
それだけではなく、住宅を購入したり、結婚する場合などにもスムーズです。
勤務地が安定していると将来的なメリットが大きいですね。
長期間にわたって、安定した勤務条件を実現することができますので、福利厚生の面で将来性が高いと言えます。
3.社内メンバーで完結
社内SEが接する相手は、基本的に社内のメンバーです。
外部のクライアントや顧客と接するよりも、自社の社員と接しながら仕事する方がやりやすいと考えるエンジニアは多いようです。
ただし、社内SEの働き方は、勤めている企業の文化に依存します。残業が少なく、ホワイトな働き方が定着している企業の社内SEを目指しましょう。
社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。
4.多重下請け構造から脱出
社内SEは、たびたびIT業界で問題となる「多重下請け構造」のスパイラルから抜け出すことができます。
社内SEの業務はクライアントが自社で、社内で完結する業務だからです。
下請け構造から抜け出すことができれば、仲介業者が利益を中抜きする問題からも解放されます。
そのため、利益率や給与水準が低いSESエンジニアから抜け出すことができます。
下請け構造は「IT業界の構造的な問題」です。
SESで下請けをしているとずっと付いて回る問題ですが、社内SEになればこれを解決することができます。
5.平均年収が高め
社内SEの仕事の平均年収は約499万円。日本全体の平均年収と比べて高めな傾向です。
SE/プログラマ | 404万円 |
---|---|
デバッグ/テスター | 367万円 |
出典:国税庁の令和2年度「民間給与実態統計調査結果」、求人ボックス.com
また、ITの他職種と比べてもやや高い水準です。
社内SEのデメリット
業務範囲は拡大する
- システムの実装業務
- 設備管理
- ヘルプデスクや、自社内のIT業務
- セキュリティ関連
SIerのSEでは、プロジェクト管理業務を主にこなしていく形でした。
一方で、SIerやSESから社内SEへ転職した場合、対応する業務範囲は確実に増えます。
ヘルプデスクと呼ばれる「IT便利屋業務」的な作業が増えることは覚悟しておく必要があります。
社内SEは、社内のIT担当として、社内ユーザーからの要求やクレームを受ける窓口になります。
ほかにも、ウイルス対策ソフトの選定・導入など、SIerで勤務しているときにはあまりやらない作業が増えます。
特に、非IT系企業の社内SEになると、「ITに明るい便利屋」として引っ張りだこになります。
「一人情シス」という言葉があるように、社内にIT担当のメンバーが自分一人、というケースもありますので、その場合はこれらの業務が特に集中することになります。
それを受け入れられるかどうかは、社内SEになる際に確認しておきたい部分です。
スキルの維持や活用が難しい
社内SEと一口にいっても、その業務内容は様々なケースがあります。
例えば、業務内容がヘルプデスク業務に偏っている場合、ITエンジニアとして磨いてきたスキルをそれほど発揮せずとも、業務を遂行することができます。
それまで身につけてきた技術を使う場所がなく、スキルの維持や活用が難しいケースもあります。
社内SEからの転職はしにくい
長年社内SEで勤務していると、SIerや開発会社への転職は難しくなる可能性があります。
社内のヘルプデスクや監視業務などを中心とした業務に当たっていると、技術力を保つことが難しくなるためです。
技術者としてのキャリアを希望するのであれば、潰しが効きにくい選択肢でもあることを理解して選ぶ必要があります。
一方で、要件定義など上流工程の経験を積むことができる企業であれば、それらのスキルをアピールすることでSIerなどの別職種に転職する道は残されます。
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引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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