SESの単価を教えてくれない場合の対処法→今すぐ抜け出しましょう。

SESの単価を教えてくれない

SES（客先常駐）で、自身の単価をご存知ですか？

どれぐらいの還元率、マージン率になっているか知ることができるので、ぜひ知っておきたい数値です。

結論からいって、常識的な会社なら教えてくれます。

もし知らなければ、自社の営業や、上司に確認してみると良いでしょう。

エンジニア自身が、

の目安にもなるため、知っておきたいですね。

もし、教えてくれない、または公表を渋るような会社ですと、いわゆるブラック企業の可能性が高いですね。

還元率が極めて低い可能性があるため、エンジニアに単価を教えられないということでしょう。

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結論から言って、

単価を教えてくれない会社に勤めている場合は、今すぐに転職を視野に入れて行動に移しましょう。

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SESの単価における基礎知識

SESの単価相場は？

SESの単価は、中小企業からSIerへ常駐する場合、おおよそ以下のようになります。

※弊社の実績や、営業回りした際の平均金額です。世の中のSES相場と大きくは外れていないハズです。

具体例を挙げると、弊社の場合では以下のようになります。

弊社では直請けも多いのでこの程度の単価が得られますが、一般的な4次請け〜5次請けのSES案件ではもう少し安い相場になる可能性はあります。

余談ですが、40万円を下回るようなSES案件は、非常に安いと言えます。

社会保険費や雇用維持費を払うと、ほとんど利益が生まれない金額です。

低すぎる単価の場合は、他のメンバーと抱き合わせで常駐させてもらう、などの手段を取ることで採算を取るケースも良く見受けられます。

(弊社では行っていませんが…)

還元率について

SESの還元率計算の基本をご紹介します。

現場常駐の人月単価で働いているエンジニアであれば、知っておいて損はない知識です。

仮に

という企業があるとします。

単価が100万円だとすると、お給料は70万円！？…ではありません。

70万円からさらに、社会保険料や雇用を維持するための維持費など

「経費」を引かなくては、会社が成り立ちません。

一例として「経費 30万円」を還元した金額から引くケースだと、以下のような計算式となります。

100万円 × 0.7 - 30万円 = 40万円

つまり、単価100万円で還元率が70%だとしても、お給料は40万円です。

「還元率」の計算方法に決まりはなく、会社によってバラバラです。経費の扱い方はチェックしておいて損はないですね。

単純に「単価 × 還元率」が給与になるわけではないのです。

まとめると、以下のようになります。

ここまで具体化して、会社に確認すれば、納得感がありますよね。

良質なSES企業であれば、教えてくれるはずです。

SESの単価を教えてくれない場合の対処法

単価を教えてくれないSES企業に勤めているのは、時間が勿体無いです。

そもそも勤めている会社自体を転職して、環境をガラッと変えてしまいましょう。

IT業界は、基本的には人材が不足しており、売り手市場と言えるので、転職はしやすい状況と言えるでしょう。

ホワイトSES企業に転職

何かとネガティブな面が話題になりやすいSES（客先常駐）ですが、

SESメインで立ち回っている企業でも、ホワイトな企業は存在します。

ホワイトなSES企業って存在するの？見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

詳しくはこちらの記事にてご紹介していますが、一部抜粋すると、以下のような特徴があります。

SES業界にありがちな多重下請け構造ではなく、発注元企業から直接仕事をもらっている会社は、

中間マージンがかからないため、利益率が高く、強いですね。

１次請けができている企業は、特に中小企業においては本当に少ないです。ですが探せばあります。

また、ただ現場に行きっぱなしではなく、エンジニアに寄り添ってくれる企業がおすすめです。

自身の描きたいキャリアパスを明確化した上で、それに沿って、マッチした案件を選ぶことができるような企業が理想です。

一方で、会社の利益優先で、どんな案件でもいいから、とにかく強引にマッチングさせるような会社はおすすめできません。

高還元SESに転職

高還元SESとは？新しいSESの働き方と求人動向について。[現役エンジニアが解説]

単価や還元率が気になる場合、「高還元SES」という働き方もあります。

端的に言えば、会社のマージン率を減らして、エンジニアへの還元率を増やすことや、そのような雇用形態を指します。

SES業界における、新たな働き方として注目されているキーワードですね。

SES単価のマージン率の相場は平均35%〜40%程度。

具体例を挙げますと、弊社はどこにでも良くある中小IT企業ですが、

マージン率は37.6％です。

そのため、エンジニアへの還元率は約60％が平均です。

ところが、高還元SESの企業においては、75%〜もざらで、80%以上という圧倒的な還元率を明示する企業も存在します。

高還元SESのメリット

エンジニアにとっては、自分の取り分が多いことが明示的にわかるため、会社から不当に抜かれているケースを排除することができます。

会社への信頼度が上がりますし、帰属意識も高まりますね。

そして何より、還元率の低い企業にいるよりも、年収UPを狙うことができます。

高還元なSES企業への転職を成功させたいなら、

マイナビ IT AGENTやGeekly(ギークリー)など、総合IT転職エージェントを使うのがおすすめです。

いずれも業界大手のエージェントで、

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※利用は無料です。

身売りSESメインではない会社を探す

身売りSES・客先常駐メインではない、ちゃんとした会社に転職する方法もあります。

転職先のおすすめとしては、

• 自社製品を持っている会社
• 客先から直接仕事をもらっている会社

がおすすめです。

 

自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社は、自社で開発することができます。

これは、SESが横行しているIT業界において、非常に恵まれている条件です。

 

IT企業が下請けかどうかの見分け方。ソフトハウスエンジニアが解説。

また、客先から直接仕事をもらっている会社も、利益率が高い上に、自社で作業できるため常駐から解放されます。

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