SES・客先常駐

SESで自社に帰属意識が持てない?SES経験者が解決策と問題点を解説。

SESと帰属意識

SESや客先常駐で現場にいると、普段はクライアント先と自宅の往復のみで、自社に対する帰属意識が全く持てないですよね。

 

ひどいときには、常駐先の名刺を持たされたりして、「一体私はどこの誰なんだろう。」という疑問が湧いてきます。

 

業界の仕組み上の問題点とはいえ、自社に帰属意識が持てないのは辛いところです。

 

この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。

SES・客先常駐も5年経験しており、様々な現場を経験しました。

 

そんな中で、私自身「この会社のために働く必要があるのだろうか。」と、何度も自問自答していました。

帰属意識が持てないときの対処方法をシェアします。

 


結論から言って、帰属意識が持てる、身売りメインではない会社に転職することが最大の解決策です。

 

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下記記事にて、おすすめの転職エージェントをご紹介しています。

帰属意識が持てない会社の例

謎の行事「帰社日」

客先常駐しているエンジニアに、少しでも帰属意識を持ってもらうための行事が「帰社日」です。

 

月に1回、自社に帰って社員同士、現場の状況などを報告する行事です。

月末か月初の午後、というケースが多いですね。

 

非常に苦し紛れではありますが、帰属意識を持ってもらうための工夫です。

これがある会社はまだマシ、と言えますね。

 

帰社日が設定されていないと、本当に現場に行きっぱなしで、帰属意識は1ミリも持てないでしょう。

一方で、帰社日があれば、普段会わない自社の上司と顔を合わせることになりますので、多少は帰属意識を持つことができます。

 

ただし、現場で常駐先企業の名刺を持たされているという事実は変わりませんし、ないよりはマシ、といった程度です。

 

帰社日で集まったら、自社のメンバーで飲み会に行くこともできます。

評価は自社の上司がする

さらに、SES・現場常駐の問題点として、普段は常駐先に出ているのに、評価は自社の上司が実施するという点が挙げられます。

普段の仕事ぶりを、正当に評価してくれるかどうかは疑問が残りますね。

SESは正当な評価がされにくい業界構造です。対処法をシェア。

キャリアパスを描けない

自身のスキルアップや、今後数年のキャリアパスを描けていますか?

会社のいいなりになって、思考停止で現場に常駐しているだけですと、ただただ、SES派遣されてコマとして利用されているだけです。

 

SESメインで立ち回っている会社では、残念ながら社員のスキルアップや、将来性など考えていないケースも多いです。

できるだけ単価が高くて、スキルがマッチした案件がタイミングよく回ってきたら、それにアサインするだけ。

 

自身のキャリア形成に興味を持ってくれない会社でしたら、帰属意識が持てないのは当たり前の話です。

帰属意識が持てる例

帰属意識が少しでも持てる、SES・現場常駐の例をご紹介します。

数人のチーム体制で現場に入っている

数人のチーム体制で現場に入っている場合、自社の上長が業務の舵取りをしています。

そのため、常駐先の企業から理不尽な要求がくることもありません。

 

また、自社のチーム単位で仕事を回せるので、お互いに休暇を取ったりしてフォローし合うことができます。

普段から自社のメンバーと仕事することになるため、帰属意識を持つことができます。

自社製品を持っている会社

SESから自社開発に転職したい!具体的な方法を現役エンジニアが解説。

SESばかりやっているわけではなく、自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社ですと、帰属意識を持つことができます。

常駐先の現場作業だけではなく、自社製品に関わる開発を、自社ですることができるためです。

 

また、仮に常駐先の契約が満期となり、一時的に自社に帰ることになった際に仕事があるのも強みです。

帰属意識は持てないのが普通

というわけで、様々な問題を抱えたSES・客先常駐における「自社への帰属意識」。

 

結論としては、そもそも客先常駐において「自社への帰属意識」を持とうとすること自体が、難しい話です。

そのため、無理に帰属意識を持つ必要はありません。

 

それでも、どうしても帰属意識を持てない今の働き方が嫌だ…という場合は、別の解決策を探すしかありません。

客先常駐以外の働き方

客先常駐で帰属意識が持てない!と思ったときに、そもそも勤めている会社自体を転職して、環境をガラッと変えてしまうというのも1つの手段です。

IT業界は、基本的には人材が不足しており、売り手市場と言えるので、転職はしやすい状況と言えるでしょう。

その際に、転職先としてオススメできる業態は以下になります。

受託開発

受託開発はオワコンなのか。受託で20年実績がある現役エンジニアが解説。

客先から直接仕事をもらっている会社は、「受託開発」として、自社で作業することができます。

そういった会社で働くことで、SESで常駐することはなくなります。

社内SE

社内SEはなぜ勝ち組と言われるのか。自社作業で残業ナシって本当?

異業種の社内SEとして働けば、基本的にはその会社への出社となりますので、SESや客先常駐で摩耗することはなくなります。

社内SEの求人を探すなら、社内SE転職ナビがおすすめです。

フリーランス

フリーランスとして、独立するのもひとつの手段です。ただし、フリーランスにはリスクもあります。

  • 以前の職場から仕事がもらえる
  • 1年分ほど収入がなくても大丈夫な貯金がある
  • 副業で成果が出ている

など、リスクが下がる要因が用意できている状態で、独立するのがオススメです。

身売りSESメインではない会社を探す

ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

身売りSES・客先常駐メインではない、ちゃんとした会社に転職する方法もあります。

転職先としては、

  • 自社製品を持っている会社
  • 客先から直接仕事をもらっている会社

がおすすめです。

 

自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社は、自社製品に関わる開発を、自社ですることができます。

これは、SESが横行しているIT業界において、非常に恵まれている条件です。

 

SESのプライム案件(1次請案件)とは。獲得企業の見分け方をシェア。 

また、客先から直接仕事をもらっている会社もおすすめです。利益率が高い上に、自社で作業できるため常駐から解放されます。

IT転職のおすすめ転職サイト

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

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