プロジェクトリーダーをやりたくない!
プログラマー・システムエンジニアからリーダー業務へのキャリアアップを目指すエンジニアは多いことでしょう。
または、システムエンジニアとして2〜3年働いていると、自然とリーダー的な立場を任されることがあります。
プロジェクトマネージャーほどの立場ではありませんが、数人の開発チームをまとめるプロジェクトリーダー的な立場ですね。
プロジェクトマネージャー(PM)…プロジェクトの管理項目を計画し、プロジェクト全体の実行状況を管理・監視する。何か問題が発生した際には責任者としてすべての責任を負う立場。
プロジェクトリーダー(PL)…プロジェクトを成功に導く立場です。責任を負うのはPMですが、積極的にプロジェクトを成功に導くため、管理項目を実行していくのはPLの役割です。
一方で、リーダー的な立場になると、マネジメント業務の割合が増えるため、実際に手を動かしてプログラムを組む時間は無くなります。
必要に応じて、予算管理や利益の確保などの要素も求められるようになります。
上流工程の作業ばかりが増えてしまい、楽しくないと感じているケースも多く見受けれれます。
プログラマーとしてゴリゴリロジックを組んでいる方が楽しかった…
そんなエンジニアがいても不思議ではありません。
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ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
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プロジェクトリーダーをやるメリット
やりがいを持ってものづくりができる
PLになると、自分で手を動かしてプログラムを作ることがなくなるため、’ものづくり’のやりがいが減ってしまうのでは?という懸念があります。
しかし、現実的には問題ありません。
チームで仕事をしながら目標を共有しゴールへと向かっていくことができるので、ものづくりへのやりがいはしっかりと感じることができます。
直接感謝される
SE・プログラマーの時と異なり、顧客との接点も多いため、システム開発を通して顧客や社会に貢献しているという実感もわきます。
直接感謝の言葉をいただける機会もあるでしょう。
ひとつのプロジェクトをやりとげた達成感や、次も頑張ろうと新たな決心にもつながります。
昇進しやすい
システムエンジニア・プログラマーからプロジェクトリーダーになると、金銭的なメリットは少なく、責任ばかりが増えるように感じるかもしれません。
しかしメリットがないわけではなく、プロジェクトリーダーを任せられると、社内での評価が上がり、昇進しやすくなります。
自身のキャリアパスに必要な働き方かどうかを判断して、必要であればリーダー業務にも積極的に携わっていきましょう。
エンジニアとしての市場価値が上がる
プロジェクトリーダーの業務をこなすことで、転職市場における、エンジニアとしての市場価値を上げることができます。
主に上流工程をメインとするSIerなどへの転職の道が開かれます。
プロジェクトリーダーがつらい理由
責任レベルが上がる
プロジェクトリーダーは、プロジェクトを包括して作業を進めていく立場です。
プログラマーやシステムエンジニアよりも重い責任が生じる業務であるのは間違いありません。
一方で、プロダクトの完成と利益の確保に責任を取るのは、プロジェクトマネージャーです。
そのため、優秀なマネージャーと組めるのであれば、あまり躊躇しすぎずに挑戦してみて良い職種です。
いつも仕事に追われる
IT系のシステムやプロダクトは、作り終えたら終わり。ではなく、継続的なアップデートや仕様改善が求められます。
試作品と完成版の中間としてβ版を先行リリースするケースもあり、その場合でもユーザーの反応を見て完成に近づけていく必要があります。
すでにリリースしたプロジェクトについても運用を開始した時点から、次々に改善要望などが寄せられれる形となります。
複数のプロジェクトを並行して進めるケースもあり、忙しい職種であると言えます。
教育業務が発生する
リーダーになってプロジェクトをまとめていくためには、「人を使う。」という使命が発生します。
自分で手を動かした方が早い。という考えは禁物です。マネジメント業務がおろそかになり、良い結果を残せなくなってしまうケースもあります。
そのため、不慣れなメンバーがいればしっかりと教育していく必要があります。
これまでプログラマー・システムエンジニアの際にはなかった「教育スキル」が求められます。
あえてプロジェクトリーダーを諦めるデメリット
年収は上がりにくい
当たり前の話ではありますが、あえてリーダーにならずに、プログラマー・システムエンジニアでいる限りは、それ以上の昇給や出世は望めないでしょう。
実際にITの現場には、、30代、40代になっても、上からおりてきた仕事を淡々とこなすだけで、いつも一人で完結しているエンジニアが多くいます。
ある程度年齢を重ねて、業務を任せられる立場になってくると、チーム体制で自社のメンバーを引っ張っていくリーダー的な立ち位置が求められるのは当然の流れです。
会社視点で見てみると、チーム体制で自社のメンバー数人を取りまとめる人間と、一人で言われた仕事をこなすだけの人間、どちらに高給が支払えるかということです。
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