IT系の資格を取りまくると転職に有利?
IT系の資格を取りまくると転職活動に有利なのか?
結論から言って、「あまり有効ではないが、一定数評価してくれる人もいる。」というのが実情です。
今回はIT系の資格の中で、最もメジャーな情報処理推進機構(IPA)が実施している国家資格を取り上げます。
筆者が所持している資格は以下になります。
- ITパスポート(IP)
- 基本情報技術者(FE)
- 応用情報技術者(AP)
- (旧)情報セキュリティスペシャリスト (新)情報処理安全確保支援士 (SC)
この記事では、情報処理系の資格の取得について、「意味はあるのか?」「転職に有利になるのか?」
という観点から、その実感をお伝えしていきたいと思います。
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ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。
本記事の内容
- IT業界の転職で有利になる資格はない
- 一定の評価を得られることもある
- キャリアにマッチした資格を取得しよう
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IT業界の転職で有利になる資格は存在しない
一定の評価もある
実務に直結しない
試験内容で実務に役に立ったと思った知識はほぼありません。得られた知識の中で、多くて10%程度です。
つまり、実務に直結しない。だから「資格がある = 採用する」ではありません。
資格は勉強、実務は地頭力
資格は、いわゆる「お勉強」が出来れば誰でも取得することが可能です。しかし「お勉強」が出来ても、必ずしも仕事が出来るとは限リません。
IT業界に限らずどんな業界でも言えることですが、結局は「地頭力」や「論理的思考能力」が勝負になります。
資格を取りまくるメリット
では、情報処理系の資格取得にメリットはないのでしょうか。
実際にはそんなことはなく、多少の意味は持つと考えています。
資格の取得に向けて、勉強をすることは大事なことです。仮に試験に不合格になってしまったとしても、なんらかの糧になるでしょう。
また、これからIT業界を目指す方にとっては、どんな仕事をするのかという具体的な業務イメージをもつことができます。
30代であればいきなり応用情報技術者にチャレンジしてみる、など、自分のステージにマッチした資格を選ぶのもポイントです。
中堅〜シニアエンジニアが、ITパスポートや基本情報技術者を取得しても、それこそ「意味がない」ということになりかねません。
スキルの可視化が大事
私はプログラマー/Webマーケターとして活動していますが、スキルの可視化は簡単です。
一般的に、IT業界では「スキルシート」などと呼ばれたりしますね。
私が扱えるプログラミング言語と経験年数
- C# (5年)
- VB.NET(3年)
- PHP (2年)
- HTML (5年)
- CSS (5年)
- JavaScript (5年)
Webマーケティング歴
- SEO (5年)
- SEM (5年)
こんな感じです。さらに、過去の仕事(成果)を、数値データ付きで説明出来ればOK。
可視化できる能力は、転職の際に強い武器になります。
場合によっては、資格よりも大切ですね。
これからの世の中を考えると、プログラミングを身につけていて損はしません。
なお、TechAcademyなら、無料体験でWebサイト制作レベルを学べますので、かなりオススメです。
Web制作が出来れば、どこにいても毎月10万円以上は稼げて、人生の安定に繋がります。
資格を取ることが目的になっていませんか
最後にお伝えしたいのは、資格取得をする際に、資格を取ること自体が目的になっていませんか?と言うことです。
私自身、過去に資格を受験した際にまさにそのような状態になっていました。
もちろん、何か目標に向かって努力することは大切です。
しかし、「何かを努力している安心感」を得るために勉強するのは、本当のゴールではありません。
あくまでゴールは、「IT業界に転職して給料UPする」事や、「IT業界でスキルアップを目指すこと」です。
その為に必要なのは「論理的思考能力」と言った本質的なスキルアップです。
そこを目指すためにはどうしたら良いのか、それを考えていきましょう。
IT業界の資格を取りまくってもあまり意味はない
本記事では、「IT業界の資格を取りまくるとどうなるか」というテーマでした。
結論としては、あくまで資格は「努力出来ることの証明」であり、転職の際に特別有利になることはありません。
もちろん、取得すること自体を止めろとは言いません。私はIT系の資格が趣味みたいなモノで、とても好きで取得しました。
とはいえ、本質からずれた努力は必要以上にする必要がないし、努力の方向性が間違っていないか、常に確認する必要があります。
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まとめ
- IT業界に転職する際に有利になる資格はない
- 大切なのは「地頭力」と「論理的思考能力」
- キャリアにマッチした資格を選ぶ