ITエンジニア転職TIPS

[結論]ITパスポートはいらない。高度情報処理技術者の保有者が解説。

ITパスポートを取ると転職に有利?

ITパスポートを取ると転職活動に有利なのか?

結論から言って、「全く評価されないわけではないが、あまり有効ではない。」というのが実情です。

 

理由としては、以下の2点が大きいですね。

  • 20代、30代のビジネスパーソンが取得するには簡単すぎる
  • 4択問題のみで本質的な理解ができない

 

筆者が所持している資格は以下になります。

  • ITパスポート(IP)
  • 基本情報技術者(FE)
  • 応用情報技術者(AP)
  • (旧)情報セキュリティスペシャリスト (新)情報処理安全確保支援士 (SC)

 

この記事では、特にITパスポートについて「意味はあるのか?」「転職に有利になるのか?」

という観点から、その実感をお伝えしていきたいと思います。

当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。

ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。

 本記事の内容

  • ITパスポートは評価が低い
  • 一定の評価を得られることもある
  • 資格取得よりも転職活動に時間を使おう

結論:ITパスポートよりも転職活動

もしITパスポートを転職目的で取得する場合、転職活動そのものを進めた方が効率的です。

ITパスポートは難易度が低く、あまり評価対象にならないためです。

 

転職活動を効率的に進めるには、

マイナビ IT AGENTGeekly(ギークリー)など複数社の転職エージェントに登録するのがおすすめです。

 

人材紹介大手リクルートによると、希望の転職先に転職が決まった人は平均して4.2社のエージェントに登録しています。

【転職エージェント(人材紹介会社)利用社数】

◆転職決定者: 平均4.2社
◆全体   : 平均2.1社

引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT

 

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上記記事では、9社を徹底比較。

 

総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代、業種、希望年収やキャリア別に特化したIT転職エージェントについてご紹介しています。

 

転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

あなたに最適なIT転職エージェント・IT転職サイトがきっと見つかります。

 

今すぐ転職するつもりがなくても、いざ転職したいときにスグ動けるように、今のうちから登録しておいた方が良いですね。

本当に転職したいぐらい病んだときは、転職サイトに登録する気力すら起きないので、余裕のあるうちに登録しておきましょう。

転職サイトに登録するのは面倒臭いですが、どのエージェントもスマホから3分程度で登録できます。

 

転職エージェントやヘッドハンターとは積極的につながっていた方が良いですね。

その時に縁がなくても、良い案件があれば紹介してもらえます。

 

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ITパスポートの弱点

難易度が低すぎる

ITパスポートは、近年の合格率は平均して50%前後。

難易度が低く非常に合格しやすい資格です。

 

ですので希少性がなく、転職の際に有利になることは少ないでしょう。

 

最年少の合格者は7歳の小学1年生です。

出典:生涯学習のユーキャン

言ってしまえば中高生でも簡単に合格することができるレベルですので、20代、30代のビジネスマンが本腰を入れて取り組むには、少し難易度が低すぎるというのが率直な感想です。

全て4択問題

ITパスポートは、全ての問題が4択問題です。

過去問と類似した、またはほぼ同様の設問も多く出題されるため、過去問対策を多くこなすことで合格することができます。

 

つまり、設問と答えをセットで覚えてしまえば誰でも合格することができるんですね。

そのため、本質的な理解につながらない可能性があります。

 

本質的な理解をするために、設問と答えをセットで覚えないようにしていても、何度も過去問を解いているうちに覚えてしまいます。

実務に直結しない

筆者は現役のITエンジニアですが、試験内容で実務に役に立ったと思った知識はほぼありません。

得られた知識の中で、多くて10%程度です。

つまり、実務に直結しないだから転職の際にも「資格がある = 採用する」ではありません。

IT業界の転職で有利になる資格は存在しない

厳しい事を言うようですが、IT業界に転職する際に、特別有利になる資格は存在しません。
資格を持っているからといって、実務ができる訳では無いからですね。

一定の評価もある

ITパスポートについて、全く意味がないとは言いません。
資格試験は、その人が実直に努力して取得した勲章ですので、人物評価において有利に働くこともあります。

高度情報処理技術者は効果アリ

実際に私も、SESで現場常駐していたことがありましたが、
現場に行く前の面接で高度情報処理技術者(応用情報技術者など)の資格を持っていると、割と決まりやすい感触はありました。あくまでも肌感覚ではありますが…
特に応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリストについては、所持しているエンジニアは少ないです。
仮に全く同じスペックの技術者が二人いて、一方は資格あり、一方は資格なしでしたらどちらが選ばれるか?ということです。

 

ですが、ITパスポートに関しては、それだけであまり評価されることは少ないでしょう。

面接官も、ITパスポートが難易度が低い資格であることは当然知っています。

 

30代であればいきなり応用情報技術者にチャレンジしてみる、など、自分のステージにマッチした資格を選ぶのもポイントです。

中堅〜シニアエンジニアが、ITパスポートや基本情報技術者を取得しても、「意味がない」ということになりかねません。

資格を取ることが目的になっていませんか

最後にお伝えしたいのは、資格取得をする際に、資格を取ること自体が目的になっていませんか?と言うことです。

 

私自身、過去に資格を受験した際にまさにそのような状態になっていました。

 

もちろん、何か目標に向かって努力することは大切です。

しかし、「何かを努力している安心感」を得るために勉強するのは、本当のゴールではありません。

 

あくまでゴールは、「IT業界に転職して給料UPする」事や、「IT業界でスキルアップを目指すこと」です。

 

その為に必要なのは「論理的思考能力」と言った本質的なスキルアップです。

そこを目指すためにはどうしたら良いのか、それを考えていきましょう。

IT転職のおすすめ転職サイト

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

資格取得より先に、転職サイトへの登録を済ませた方が近道です。

おすすめ転職エージェント

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、

あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。

 

「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。

まとめ

  • ITパスポートは評価が低い
  • 一定の評価を得られることもある
  • 資格取得よりも転職活動に時間を使おう

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