SES年収UP

独立系SIerはやめとけって本当?企業の見極め方を解説。

独立系SIerとは

独立系SIer企業とは、他の企業に属さないSIer系企業のことを言います。主な企業例としては、富士ソフト、TIS、トランスコスモスなどが挙げられます。

 

そのメリットは多岐に渡りますが、代表的なものは以下になります。

  • 親会社の制限がなく、自由度が高い
  • さまざまな業界のシステム開発を経験できる
  • 平均年齢や新卒男女比などに個性がある

一番のメリットは、何よりも業務で受ける制限の少なさにあります。

メーカー系SIerのように、使用するハードウェアやソフトウェアに制限がありません。

 

当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。ウィザードは1998年に設立したソフトウェア開発業務を遂行する企業で、これまで受託開発をメインに20年以上の実績があります。

 

一方で、親会社に縛られないということは、継続して業務を発注してくれる「親方」が不在ですので、

安定性という観点から見れば、メーカー系よりも劣る場合が多く、継続的に仕事を得るための営業力が求められます。

 

そんな独立系SIerですが、IT系の情報発信をしているWebメディア等で、「独立系SIerはやめとけ」などの意見を見ることも多いです。

結論から言って、働くSIer企業がホワイトSIer企業なら大丈夫、というのが正解です。

 

当記事ではその真意と、良質な独立系SIerの探し方を検証していきます。

SIerの種類

  • 独立系SIer
  • メーカー系SIer
  • ユーザー系SIer
  • 外資系SIer

SIerと呼ばれる企業は無数に存在しており、大別すると上記4種類に分類することができます。

メーカー系やユーザー系は、親会社の意向が強く、自由なシステム開発はやりづらいと言えます。

一方で、独立系は自由度の高い環境で、スキルアップを望むことができます。

こんな独立系SIerはやめとけ!

大手SIerの下請け事業メイン

大手SIerの下請け(2次請け、3次請け)事業メインで立ち回っているSIer企業は、避けた方が無難です。

 

SESで商流が深すぎる!デメリットと対処法をシェア。

ここで大切なのは、「商流の深さ」に企業規模は関係がないという点です。

中小SIerでも、クライアントから1次請けで仕事をもらっているホワイトSIerは存在しています。

筆者は業界に身を置いて10年ですが、そういった優良中小SIerは、確かに数は少ないながら確実に存在していました。

客先常駐が主体

SESの多重下請けはなぜ蔓延する?防ぐ方法やメリット・デメリットを解説。

2次請け、3次請け企業の場合、SESで現場に常駐する形となるケースがほとんどです。

自社への帰属意識も持ちにくいですし、

契約終了と共に、また次の現場へ行かされるため、腰を据えて業務に集中することができません。

年収が低い

多重下請け構造の下層であるということは、中間の業者にマージンを抜かれてしまいますし、SES営業マンのコストもかかるため利益率が低い傾向にあります。

そのため、エンジニアの年収も低い水準です。

プロパー社員とほとんど同じ作業をしているのに、所属企業が商流のどこに位置しているかによって年収レベルが数百万変わってくるということがよく起こります。

どうせ勤めるなら、プライム案件(1次請け)が中心で、給与水準も高いSIer企業が良いでしょう。

スケジュールや納期がシビア

独立系SIer企業では、自社のグループ企業などからの発注ではなく、外部の企業からのシステム構築依頼がメインです。

スケジュールや納期に融通が効かず、納品直前のタイミングなどでは長時間残業や休日出勤などの時間外労働が増えやすい傾向にあります。

ホワイトな独立系SIer企業の特徴

プライム案件メイン

多重下請け構造ではなく、プライム案件(1次請け)の案件をメインで受注しているSIerを探しましょう。

中間マージンが発生しないため利益率が高いですし、より上流工程から携わることができるので、スキルも磨きやすい環境である場合が多いです。

また、発注企業との信頼関係が構築されているので、自社に持ち帰って仕事できるケースもあります。

年収が高い

利益率の高いプライム案件を中心に回しているSIer企業では、2次請け、3次請けの企業よりも平均年収も高い傾向にあります。

自社製品を持っている

自社製品を開発・販売している独立系SIerは強いです。

SIerとして受託開発をしているだけの場合に比べて、収益源が分散されているため、リスクヘッジができている状態といえます。

自社作業ができる

また、自社製品に関しては、自社内開発ができるので、SESのように現場に常駐せずに業務をこなすことも可能です。

強みを持っている

特定の「強み」を持った企業は、他社には真似できない価値提供をすることができますので、安定性が高いと言えます。

ホワイトな独立系SIerを探す方法

関連記事

PR     ※リンク先に各社のプロモーションを含みます。 SESを脱出したい!もっと良い条件の企業に転職したい! そんな方に向けて、オススメのIT転職エージェントをご紹介します。 当メディアは、厚生労働省から[…]

結論から言って、ホワイトな独立系SIerを探すなら、

マイナビ IT AGENTなど複数社の転職エージェントに登録すれば探すことができます。

 

なぜなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事部と密にコミュニケーションを取り合い、内情にも詳しいためです。

そのため、入社前に、会社の実情を把握することができます。

 

上記記事では、9社を徹底比較し、総合的におすすめできる転職エージェントはもちろん、年代、業種、希望年収やキャリア別に特化したIT転職エージェントについてご紹介しています。

 

転職を有利に進めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

あなたに最適なIT転職エージェント・IT転職サイトがきっと見つかります。

 

 

IT転職のおすすめ転職サイト

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

おすすめ転職エージェント

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、

あとは「転職のプロ」であるキャリアアドバイザーが、親身になって案件紹介・履歴書作成支援・模擬面談などのサービスを提供してくれます。

 

転職は情報戦です。

自分一人で転職活動するよりも、圧倒的に「情報強者」になることができますので、登録しない手はありません。

 

「おっ!この会社、気になるぞ。」という案件も、かなりの確率で見つけることができます。

どのサイトも登録は5分程度で終わりますし、料金もかかりません。是非この機会に行動してみましょう。

関連記事

当メディアではSIer企業に勤めるエンジニアのお悩みについて特集しています。

これまで受託開発をメインに20年以上の実績がある弊社が、自社の開発実績や経験をもとに回答しています。

よりよい転職活動の一助となれば幸いです。

SE(システムエンジニア)で転職を希望しているので、おすすめの転職エージェントを教えて欲しい!

そんな方に向けて、オススメの転職エージェントを9社ご紹介します。

関連記事

PR     ※リンク先に各社のプロモーションを含みます。 SESを脱出したい!もっと良い条件の企業に転職したい! そんな方に向けて、オススメのIT転職エージェントをご紹介します。 当メディアは、厚生労働省から[…]

最新情報をチェックしよう!
       

LATEST新着記事