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客先常駐のない良質なSIer企業の見分け方。

客先常駐のない良質なSIerを見分ける

IT業界において、客先常駐(SES)をメインとしているSIer企業は本当に多いです。

 

いわゆる「身売り」が、業界の標準的な商流として当たり前になっているため、ある程度は仕方がないことです。

企業規模は関係なく、ある程度大きくても同様の傾向があります。

 

しかしながら、中には「身売り」をしていない会社も、ごく少数ながら存在しています。

この記事を執筆している筆者は、SE歴10年です。

SES・客先常駐も5年で、様々な現場を経験しました。

 

この記事では、客先常駐(SES)が少ない企業の見分け方をシェアします。

先に結論をお伝えすると、客先常駐のない優良企業に転職するには「IT転職エージェントに登録」しましょう!

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自社製品を持っている

自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社は、自社製品に関わる開発を自社ですることができます。

これは、SESが横行しているIT業界において、非常に恵まれている条件です。

 

ただし、売り上げの比率をチェックしておきましょう。

あくまでもSESメインで、「売れていない自社製品」があるだけでは意味がありません。

 

また、自社内で開発部隊が機能しているのか、入社前に確認しましょう。

そして、現場常駐ではなく社内勤務希望であることも、忘れずに伝えてください。ただし全くSESをしていない会社であれば不要です。

受託開発

受託開発はオワコンなのか。受託で20年実績がある現役エンジニアが解説。

客先から直接仕事をもらっている会社は、「受託開発」として、自社で作業することができます。

SESのように仲介業者がいないため、利益率が高い点も利点です。

そういった会社で働くことで、SESで常駐することはなくなります。

自社作業をしている会社の見極め方法

客先常駐のない良質なSIer企業の見分け方。

中小企業でも、ごく少数ではありますが、仕事を自社に持ち帰って作業できる会社も存在しています。

見極め方は難しいですが、一例として、自社で作業できる会社は、大手企業との密なコネクションを持っている会社です。

 

SESが横行した背景に、セキュリティ面での都合があります。

顧客情報やその他機密情報の漏洩を防ぐために、常駐先での作業を求めるのです。

 

一方で、自社で持ち帰りで作業してもらう場合、作業場所が増える分、情報漏洩のリスクが高まります。そのため、本当に信頼の置けるパートナー企業でないと任せられないのです。

つまり、自社で作業できる中小企業は、それだけの信頼がある企業といえます。

社内SE

SESから社内SEに転職したい!効率の良い手順を解説。

社内SEとして働けば、基本的にはその会社への出社となりますので、SESや客先常駐で摩耗することはなくなります。

社内SEを狙う業界については、異業種でも同業種でもどちらでも良いでしょう。

社内SE案件を専門に扱う転職エージェント→社内SE転職ナビ

フリーランス

フリーランスとして、独立するのもひとつの手段です。ただし、フリーランスにはリスクもあります。

  • 以前の職場から仕事がもらえる
  • 1年分ほど収入がなくても大丈夫な貯金がある
  • 副業で成果が出ている

など、リスクが下がる要因が用意できている状態で、独立するのがオススメです。

チーム体制で常駐している

考え方の1つですが、SESで客先常駐している場合でも、自社のメンバー数人でチーム体制を組んでいればまだマシです。

SES(客先常駐)は1人ぼっちで未経験だと辛い?対処法を解説。

 

数人のチーム体制で現場に入っている場合、自社の上長が業務の舵取りをしています。

そのため、常駐先の企業から理不尽な要求がくることがありません。

また、自社のチーム単位で仕事を回せるので、お互いに休暇を取ったりしてフォローし合うことができます。

 

SESで自社に帰属意識が持てない?それ普通です。

そしてなにより、自社への「帰属意識」を持つことができるため、働きがいを見出しやすいのもメリットです。

身売りSESメインではない会社を探そう

ホワイトな優良SES企業って存在するの?見分け方を徹底解説。[現役エンジニアが語る]

まとめると、身売りSESを避けるためには、客先常駐メインではない、ちゃんとした会社に転職する形になります。

転職先のおすすめとしては、

  • 自社製品を持っている会社
  • 客先から直接仕事をもらっている会社
  • 社内SE
  • フリーランス

となります。

今回の記事でご紹介した内容は、良質なSIerを探す際にはぜひ確認したいポイントとなっています。

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